ファーウェイのフラッシュメモリー事件が中国のメモリー技術の緊急事態を示している

最近話題になっている深センの有名企業 Huawei(ファーウェイ)のフラッシュメモリー事件はファーウェイ新作スマホのP10がUFSメモリを使うべきなのに、EMMCメモリを生産時に紛れ込ませたことが消費者に知れ渡ってしまい、ファーウェイの責任者はサプライチェーンに品切れの問題が深刻である状態を告白し、敢えて代わりのメモリを使った事を謝罪した。

それはライバルの三星（サムスン）が作ったUFS2.1メモリチップがほぼ中国市場を独占しているのが原因だと考えられている。

メモリの不足以外に、スマホのOLEDスクリーンも不足している状態になっている。

発売予定のアップルiPhone 8も三星（サムスン）から7000万枚OLEDスクリーンを購入し、三星（サムスン）自社の所要をプラスして、両社のOLEDスクリーンは総生産量の約80％を占めている。

ファーウェイがOLED生産量の8％しかないのは、新機種のP10が曲面スクリーンを載せてない原因だと思われている。

携帯のサプライチェーンに核心部品の主導権を握れてないのは、現在中国携帯の発展が直面している苦境である。

この問題を解決するには産業ラインのブレークスルーを作らなければならない。

一社が支配する局面を切り開いて、多社のサプライヤーが提供する能力と自社研究開発の能力を強化すべきだ。

中国の市場では主に三星（サムスン）、東芝、SKハイニックスがスクリーン、フラッシュメモリーなど独占している状態で、中国のローカル企業が核心の部品によるサプライが常に巨頭の業者に束縛され、ハイエンド商品に行けば行くほど制約が強くなる。

ファーウェイがハイエンド機種を開発する時に核心部品のサプライが抑えられ今回のフラッシュメモリー事件が必然的になるほかないのである。

サムスン、東芝、SKハイニックスに独占されているため、フラッシュメモリーが提供できる中国企業はめったにない現状にある。

その中に、サムスンが持っている市場シェアの33.6％とSKハイニックスの10.1％で中国市場の1位と5位になっている。

中国ローカル通信企業から見ると、小米科技（シャオミ）のMIX機種はシャープ製のスクリーン、クアルコム社のプロセッサーとサムスンのメモリーチップを使っており、メイズ―の看板機種のプロセッサーとAMOLEDスクリーンは全てサムスンからの技術で、vivo（ヴィーヴォ） のX play 6の柔軟な曲面スクリーンもサムスンから納入したものだ。

核心の技術はほとんど日韓の企業に依存している現状は今でも続いており、サプライに命の綱を握られている。

SIAからの情報によると、2016年世界における半導体の売上は約3400億ドルで、その中でディジット回路は一番目の915億ドルの売上があり、二番目のメモリの売り上げが768億ドルにもなる。それにもかかわらず、世界生産量の二位になっているメモリの分野では中国サプライの数は後がない状況になっている。

メモリの国産化ベースに乗せて核心技術を把握することは重要だが、現実に向き合っていうとその道はまだ長いので、それを実現する前に産業チェ-ンにブレークスルーを達して、受け身の立場から一早く抜け出すのは急務だとしている。