中国最大の電気街「華強北(ファーチャンベイ)」の更なる進化

中国最大の電気街である華強北(ファーチャンベイ)

その中心となる賽格広場、遠望デジタル町、華強電子等電子などの商業ビルは、展示、営業、イノベーション、開発を一体化した商業センターに変化した。

昔は華強北というと、まずコピー携帯電話のイメージが強かったが、その状況に対して市場検査専門の役人が模造品、粗悪品への対策を強化し、店舗でコピー商品などが見つかったら、まず商品を没収、場合によっては罰金を課すことで地道な活動を行って来た。

例えば、売上が15万元(約240万円)を超える場合、あるいは利益が5万元(約80万円)以上になった場合、刑事上の法的措置を取る。更には、営業ライセンスを取り上げ、3ヶ月から6か月の休業命令を出すようになっている。

中古品を売ることは問題ないが、中古であることを消費者に知らせなければならず、中古携帯の専門店であればそれがわかるようにシールを貼って表示している。中古品を新品に見せかけたり、携帯のブランド名を変えたりして消費者を騙すことは絶対に許されない。

厳しい検査の中で、華強北の経済と産業のトランジションは発展を遂げて来た。

現在の華強北は、本来の電子産業サプライチェーンを完備しているうえ、スタートアップの起業家を引き付ける場所となっており、ドローン、LED、ロボット、VR、AR、ウェアラブルデバイス等のハイエンド技術は華強北の新しい名刺となっている。まさに起業のパラダイスと言われている。

2017年7番線(地下鉄)が開通したことにより、商店街が再開し、もともとあった車道が歩道になり、客足が一気に増加した。
今まで以上に進化し、IoTスタートアップの新たなフロンティアとして再スタートした華強北をぜひ感じて欲しい。
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