深センが中国初めての女性専用車両を設定 男性から苦情の声が高い

地下鉄での痴漢行為が頻繁になり、女性の権利を侵した以外にも、地下鉄の駅員に迷惑をかけてしまうため、政府が女性専用車両を設置することに対して民意調査した。

結果は67%が女性専用車両に賛成で提案が成り立ち、今年六月中に試行する予定だという。

それに対して、男女平等の声が大きくなり、これは女性優位をしているだけだという議論が増えてきた。

まったく理解できないという男性はわざと”箱”を作って女性を保護するよりも、根本的に、女性自身から痴漢に対してNOと言える意識や勇気を育てる環境を作ることが大事だと思われている。

女性専用車両の歴史が長い日本の経験を踏まえて、日本側も賛否両論が食い違う時期がありながらも、結局妊娠中や男性恐怖症などの女性への気遣いが必要とされ女性専用も受け入れるようになった。

もともと男女平等の意識が高い中国では、男性より男っぽい女性(女漢子)に専用車両を設定するのは本当に意味あるのかも疑問とされ、そして、国民の素質から見ると女性専用車両でも、男性が何気なく乗る可能性は高く、迷惑行為のクレーム案件を処理するのに疲れている地下鉄の駅員が、また女性専用車両に乗る男性たちを注意することに体力を要するではないのか。

今のところは女性専用車両に男性が入ることを法律的に禁止されてないので、女性専用の徹底が意味がなくなり無視される状態になるのではないかと、議論の声が高くなってきた。

反対の意見は男性からだけではなく、賛成していない女性たちも中にたくさんいるようである。

フェミニストはそもそも女性専用をいうことで差別していると発言して、女性を守り過ぎて逆に男性から上から目線で見られてしまいかねないことになる。

敢えて女性も自称して差別の壁を壊す努力が無駄になるかもしれないと心配をかけている。

にもかかわらず、偉いことをいうより、”どうでもいいから、とにかく乗れ”という満員電車の苦しさから解放出る女性の考えは一般的であるようだ。

女性専用車両に対するネット上のコメントからみても、権利や平等などより、”男に生まれて残念””うらやましい、深センの女性はこっそり笑っている――トイレで泣いている男より”など自嘲のような言葉がよく見かける。

それに、女性専用車両がラッシュ時より混雑になり、満員電車の状況を厳しくすることも予想されており、この新しい政策がうまくいけるのかと観望している人が多いようである。

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