深センのGDPが上半期に8.8%増加

公式統計によると、上半期のGDPは970.9億元(約1兆6000億円)に達し、前年同期比8.8%増となった。成長率は2014年以来最高で、全国平均である6.9%を上回り、北京の6.8%と上海の6.9%を上回っている。

 

GDP指数のほかに、産業付加価値の伸びも過去4年間で最高となっていて、深圳の固定資産への投資も上半期に30%以上増加したと統計は示している。

同市の固定資産投資額は207億元(約3400億円)で、前年同期比30.6%増、全国平均よりも22%増となった。

1月から6月にかけて、消費者市場の小売売上高は277.3億元(約4500億円)で、2013年以来最高で9.4%の増加となり、消費者市場は依然として回復してきている。

深川税関の統計によると、同市の対外貿易は上半期に1.2兆元(約19兆7000億円)に達し、前年同期比5.3%増加し、国全体の貿易量の9.4%を占めた。輸出は744.8億元(約1兆2200億円)に達し、6.1%の増加、輸入は487.6億元(約8000億円)に達し、4%の増加となった。

東南アジア諸国との貿易額は152.6億元(約2500億円)で15%増、米国との貿易額は129億元(約2120億円)で17.6%増となった。EUとの貿易額は127.9億元(約2100億円)に達し11.7%の増加となった。

 

主要企業の付加価値は359.6億元(約5900億円)に達し7.8%の増加となり、これは全国および地方の平均よりも高かった。

そのうち上位100工業系企業は220.7億元(約3600億円)で10.7%の増加で、主要企業の先導的役割を示した。

 

11の新興産業の中でIT、インターネット、新素材、生物学、新エネルギー、クリエイティブ産業の付加価値はすべて2桁の上昇を維持した。未来的な4つの産業である海洋、航空、健康、ロボット、衣服は10.6%から34.4%の間で増加し続けた。

2017年のFortune 500にリストアップされている広東省の11の企業のうち6つの企業、中国平安保険、中国招商銀行、万科Vanke、華為Huawei、腾讯Tencent、正威Amerは深センに拠点を置いている。

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