デザイナーが軽量化オフィスを作る?ドイツ発明家が深センでスタートアップする現状

中国政府が「大衆による起業、民衆 によるイノベーション」という起業のスローガンを提唱し始めてから、毎日起業の情報に振り回された中国人が気軽にスタートアップしては失敗し、失敗の経験を積み重ねて、またリスタートの道に踏み出す一方で、海外でバリバリ働いでおり、人生に迷って生活に苦しい方があちこちにいるのに、スタートアップするというのはリスクは負えないほど重いから考えられないことである。

ここで紹介するのは深センで起業したドイツの発明家Michel Haese氏で、持ち歩きやすいモニター等液晶パネルに専念した末、深センを選んでスタートアップを決心したという。

デザイナーにとって、スクリーンに情報がいっぱい表示され見にくいという前提があって、モニターの大きさが必要な要素として、持ち運びにくいので働き場所が決められている。そこからどこでも仕事ができるアイデアが生まれ、カフェでもホテルでも、公園のベンチでも場所にこだわらずに仕事展開できるためMichel 氏は折り畳めるモニターやキーボード等を作る事業を始めた。

記者:以前にスタートアップした経験がありますか?

Michel Haese:深センに来る前にドイツで背景調査、広報活動等をサポートするコンサルティング会社を持っているんですが、業務がなかなか展開できなくて、僕は元々デザイナー出身で仕事の都合で現在のモニターの不便を感じながらこういう持ち歩き安いモニターの重要性を考えて軽量化ワークの事業を始めたんだ。

記者:具体的にどういうプロダクトをメインに行っていますか?

Michel Haese:今はラップスクリーンというフルHDがメインです。もちろん深センでは液晶パネルの技術企業がたくさんあると分かっていて、解像度を売りにしたところで、4Kのディスプレイ技術も深センの家電企業がいくつも広告を出してますが、モニターを紙のように折り畳める形にしたアイデアを出してパテントを取ったのは僕しかいないです。これを始める一連の軽量化したオフィス用品もどんどん作りだしたいと思います。

(しゃべりながらMichelさんが一枚のボール紙を出して打ってみたらパソコンの表示画面に字が出てきた)これも僕が完成させたプロダクトの一つですね。iPad、パソコンや携帯などをエンジンの積んだトラックに例えるとすれば、これらはすべてエンジンのない貨車である。トラックが一つだけあれば、貨車はどのトラックにも使うことが出来るので経済利用性が高いです。

記者:素晴らしい構想ですね。深センのベンチャーキャピタルからの投資はありましたか?

Michel Haese:提携の好意を示した企業もあれば、このシェアオフィスのスタッフが定期的に起業者のため資金調達の活動をして投資してくれる企業もありますけれども、一気に大きなお金を出してくれる企業はまだ見つかってなくて、今ずっと技術に集中しています。

記者:では、今御社の社員は何人ぐらいいますか。

Michel Haese:深センは私一人だけですが、他の国で軽量化事業をやっている仲間は全員フリーランスで数えられないですね。

 

記者:軽量化オフィスなので人数も少なければ少なくほどいいですかね。(笑)では、最後にもう一つ聞かせて貰いたいですが。深センを選んだ理由を教えてくれますか。そして、母国のドイツと比べるとどの都市が気に入られてますか。

Michel Haese:僕は都市が好きではないですけど。田舎の自然風景のほうがいいと思います。冗談冗談。実は深センのほうが起業家にとって本当に便利です。例えば私がデザインする時、見当をつけて、すぐこのビルの辺りの電子市場でダイオードやトランジスタなどを手に入れられて、20分以内でこの発想を試すことができる。ドイツでこんなことすると結構時間がかかるんですよ。ちなみに、深圳の緑化がドイツにも負けていない気がしますね、自然っぽくて住みやすいです。

記者:なるほどですね。色々話してくれて本当にありがとうございました。

 

 

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