深圳IoTエキスポ【現地レポート】RFIDシステムが注目を集める


8月16日 第9回深圳IoTエキスポが開催されました。

立秋を過ぎても深センはまだまだ真夏の暑さが続き、会場内も熱気に包まれています。

中国国内の著名なRFID企業が数多く出展していましたが、参加企業の中でも若い企業が1社あり、特に人々の関心を集めていました。

 

RFIDとは?
ウィキペディア

 

この企業は、恒高科学技術有限公司といい、四川省成都からの出展で、RFID関連のICで有名なDecawave社と共同で出展していました。

この企業のブースに展示されていたものは、「4DのRFIDシステム」という技術で、私はライターとしてこの技術についてインタビューしてみました。

質問に対して帰ってきた答えは、システム解決アカウントの「4W」という事でした。

 

1、WHO 顔認証ドアロック 身分を識別する問題の解決

2、WHEN リアルタイム定位について、0.1秒に一回定位を更新する速度

3、WHERE 高精度定位(RFID)、定位の精度正確さは10センチ以内

4、WHAT これは分析を意味するものであり、定位の記録をビッグデータとして残し、それを分析していく。

 

この企業は商品への応用として、無線定位、視覚定位、ビデオとの組み合わせ、この3大商品をブースに展示し、来場者の目をひいていました。

来場者の中でも、RFIDシステムに注目していた人は多く、自社内で運用できるものをずっと探し続けていたようです。

今までのものはどれもコストが高く、かつ効果も安定していなかったようですが、今回の4D RFIDシステムに関しては今までとは違うものだったようです。

恒高科技の代表である楊偉氏はこのようなコメントを残しました。

「RFIDシステムの市場の要求とポテンシャルは巨大だ。現在の我々のシステムは市場が要求しているものにマッチしており、顧客を満足させられるものだろう。」

 

また、楊偉氏は8月17日の同会場内でのセミナーにて、「RFIDシステムによってどのようにして顧客の課題を解決することができたか」という内容で講演をしました。

その中で楊偉氏は、
「一つの企業が進歩するには大勢の協力者と努力が必要である。皆で同じ方向に向かって努力することで、RFID業界の未来は更によくなるだろう」と、引き続き前進していく姿勢を見せていました。

【記者;佐々木英之】

 

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