深セン中山プロジェクト:粤港澳大湾区の発展を推進

9月18日午前,人工島建設中の深センの海では57個目の鋼管柱が静かに海の中に沈められた。これは最後の鋼管柱になる。深セン中山プロジェクトの一つ、西人工島は4月に正式な島となっている。

深セン中山プリジェクトの一つで全長1666メートルの海上大橋は双方向8車線解錠の橋と海底トンネルが一つになっている。西人工島は全長625メートル幅が456メートルのひし形で今年の年末にはすべての工程が開始され、2024年には前面開通する予定だ。

このプロジェクトは大型の橋と世界でも例にない双方向8車線の海底トンネル、人工島を含めた世界規模の工程になる。全長24キロで東トンネル、西橋という設計で、これが完成すると、広州深セン高速と繋がり、中山市へのアクセスが良くなる事で、広東自由貿易試験区の発展、粤港澳大湾区の発展を更に推し進める事ができるようになる、発展戦略意義の大きいプロジェクトである。

このプロジェクトの構想は2002年8月に始まっており、2004年には方案についての研究が開始され、深センから中山市までの”通路”を整備する上での工程など研究が重ねられてきた。

2008年12月には国務院がこのプロジェクトに同意をして『珠江デルタ地区発展計画概要2008-2020』を実施しこのプロジェクトが動き出した。

2010年9月には広東省交通グループの事務所が設立され、2011年5月にプロジェクトの会議が行われ、A案の深セン空港南側から中山市への方案が決まった。2012年9月には技術者たちが集まり意見を交わし最終的にはA3案の東トンネル西橋の形と双方向8車線トンネルの案に決まった。

 

 

珠江デルタの深セン、東莞、惠州と珠海、中山、広州の2つの都市郡唯一の通路となる深セン中山プロジェクトは広東自由貿易試験区(広州南沙、深セン前海蛇口と珠海市横琴)と粤港澳大湾区を繋げる重要なラインで交通の面と産業の面で相互リンクが可能になり、粤港澳大湾区の発展をより推し進めることに繋がる。

このプロジェクトの工程規模は大きく、建設条件も複雑な上、技術挑戦という面でもかなり大きい。この海域のち質条件も複雑で航空や水運、環境保護の面でもいろいろな規制がある。

この工程は先日も話題に上がった、全長55キロにも及ぶ港珠澳大橋(香港珠海マカオ大橋)に比べて、安全面なども含めて様々な技術面でより難しいプロジェクトとなっている。

 

まだ工程は始まったばかりではあるが、深センの発展が周りの珠江デルタ地区にも影響することで、さらに大きい規模での発展が望まれている。

 

深圳要闻

http://www.sznews.com/news/content/2017-09/25/content_17387688.htm

 

 

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