中国のVR企業の半分は深セン企業! VR人材が足りていない現状

深センはもともとハードウェアの集まっている都市で、新しいVR創業者が次々に出ている。現在深センの華強北(有名な電子街)ではあちこちでVRboxが売られている。深センのVR産業の発展は現在どうなっているのか。深セン市VR産業連合会会長の譚貽国氏はこう述べている。All-in-one VRの体験効果は良く、今年はAll-in-one VRの市場が伸びている。

 

深圳小宅科技有限公司は2014年9月に設立し、3年間の間に30名のスタッフからなるチームがVRboxとAll-in-one VRを作っている。深圳小宅科技社の発起人である蘇金龍氏はこう話している。昨年、世間ではVRが新鮮なモノとして認識しており、ヴァーチャルリアリティとは何かと世間では騒がれていた。しかし、多くの人が市場に出ているVRを使ってみたが、ヴァーチャルリアリティの感覚に達してないという。その為、今年はVRに対しての注目度は落ちてきている。多くの人は、VR企業が急いでお金を回収するために、まだ未完成のVRを世に出しているのではないかと話題になった。

VR産業においての技術要求は比較的高く、更には内容も求められており、ハードウェアは良くても、コンテンツも不足している状況である。譚貽国氏は、多くの人がVRに投資をするのは、市場が浮遊しているからだ。実際にVR産業の発展速度はそんなに早くないのが現状である。 と語っている。

 

今年のVR産業市場の状況は、上半期は比較的にクールで、下半期は市場が暖まってきている、そう語るのは、 深圳市酷开网络科技有限公司VR&AR事業部 総経理の李晶氏だ。

ここ数年の深センにおけるVR企業の数は増えており、おおよその統計でも、2015年の国内VR企業は100社前後で、そのうち深セン企業は約50社であった。2016年には倍以上に増えて、国内で約300社、深セン企業は150社前後に上るという。2017年前半だけでも更に増えており、現在は全国で約1000社、深センには500社を超えるVR企業がある。

 

深圳市魔眼科技社の発起人兼CEOである譚傑夫氏は、現在のVRは応用面でまだまだ足りない部分があり、ハードウェアの面でも限界を超えていないという。VRを利用した人が気持ちよく利用できていない現状である。VR関連の産業チェーンは比較的大きく、また複雑である。いろいろな方面への可能性がまだあり、伸びしろも多いことから、VR創業者が増え続けている原因の一つであると語っている。

 

 

譚貽国氏は、深センという都市はイノベーションに対しては環境の良い場所で、多くの高級人材を引きつけている。しかし、国内のVR技術は技術育成をする専門の人材もそのシステムも出来上がってないという。研究開発の技術もまだ足りなくて、それに対する高級な人材も不足している現状である。VR産業の中では営業職の人は比較的多いが、複合型の人材は少なく、その間口を広げたいところだ。人材育成と競争が今後のVR産業の発展を決めるだろう、深センではVR商品が世に出る時、VR人材が入ってくるような状況が必要になる。

 

 

 

南方都市报

http://www.chinanews.com/jingwei/html/10-09/90680.shtml

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