深センは”イノベーション人材シリコンバレー”が必要

【ライター:佐々木英之

国際パテント申請量、連続13年全国トップ
これは深センに大量の科学技術研究員が集まっている証明になる。イノベーション都市の発展においては技術上のリーダーと市場に対する理解が必要である。

全国初めての人材テーマ公園

11月1日は深センの初めての人材の日であり《深セン経済特区人才工作条例》が正式に実施された日でもある。この日全国で初めて”人材”と名前で人材をテーマにした公園が開園した。

深セン市委書記王偉中氏と市長の陳如桂氏が開園式に出席した。深セン計画2030年における基本として”世界イノベーション人材高地”を作る。高地とは、シリコンバレーに劣らないイノベーション能力を持った科学技術人材チームで、イスラエルなどの先進地区、新興産業、未来産業の競争力の中で突出した人材チーム、国際金融センターに肩を並べられるくらいの金融人材チーム、世界で一流の技術者、トップクラスの技術専門家などが集まる場所である。

全国初めての人材テーマ公園は深セン市南山区後海地区にあり、深セン湾浜海レジャーエリアとつながっており、近くには深セン湾の巨大企業の本部が集まっている。専有面積は約77万㎡。

”深爱人才、圳等您来”(深センは人材を大切にし、あなたが来るのを待っている)という理念のもとに人材要素と自然景観の有機結合という概念で人と都市が繁栄する文化的な要素も取り入れている。


中国経済の中心都市、深センは現在510万前後の人材資源があり、その中に院士(国家が設立した科学技術院に対する最高位の称号)26人、国家”千人計画”人材274人、ハイクラス認定人材が9455人、省、市イノベーション企業団体129、ポストドクター1780人、留学帰国者9万人、専門技術人材148万人、技能人材326万人となっており、改革に向けた開放と新興移民都市という深セン特有の政策がイノベーション都市として注目を集めている。

《深セン人材政策》によると、深セン人材全体の目標として、2020年までに国内外の院士を集める、賞を取るなどの傑出した人材100人前後、戦略科学家、戦略企業家、戦略投資家などのトップクラスの人材100人前後、国内外のハイクラス人材1.5万人以上、ハイクラスイノベーション起業団体200以上、専門技術人材180万人以上、その中で科学技術研究開発人材35万人以上、高度技能人材130万人以上、留学帰国者を12万人以上としている。

現在外国人の中では”粤港澳大湾区”という概念が無い。私は広州に来て働く、深センに来て働く、もしくは香港に来て働くと言った概念で、”粤港澳大湾区”で働いているといった概念はまだ形成されていない。
”Christine Raynaud氏は外国人に対してこう語る。まずは香港、なぜなら香港は国際化都市で言語についても障壁が無い。しかし外国人が深センに来て経済の発展スピード気づく。この”粤港澳大湾区”の背景をもっと宣伝することで、より多くの外国人またはトップクラスの人材が”粤港澳大湾区”で働くだろう。

彼はこう提案している、深セン国際化人材データを重視し世界レベルの競争力を作り上げ、同時に皆がシェアできるプラットフォームを使っていくべきだ。

現在では、深セン国際人材交流大会と孔雀計画は深センを代表するブランドとなっている。

しかしまだまだ市場や政府の原因で競争力が不足している現状にあり、発展への課題はまだ残っている。

 

南方都市报

http://epaper.oeeee.com/epaper/H/html/2017-11/02/content_83125.htm#article

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