深センにシェアリングカーが登場 15元(約250円)でベンツが運転できる

IOV(Internet of Vehicles)の概念が中国の市場に浸透していき、革命的な新製品が生まれ、日常生活に色々な可能性を見出している。

2012年中国版Uberと言われている滴滴打車(ディーディータクシー)から始まり、「Mobike」「Ofo」等シェアリング自転車が人気の中、シェアリングカーも深センの人の目に入るようになりつつある。

車の形はシトロエンC3-XR、ベンツスマートまで何種類も選択することが可能で、おしゃれなアニメキャラクターの車もある。

初乗り料金として15元(約250円)払えばベンツでドライブに行けるようだ。

レンタカーというより、むしろシェアリングカーはシェアリング自転車のアップグレード版と理解していいだろう。

今深センに進出しているのはtogo、ponycarなどの企業で、利用方法もシェアリング自転車のように企業の公式サイトでAPPをダウンロードし、かつ身分証明書と免許による認証が完了したら1500元(約25000円)の保証金を払えば自由に使える。

利用後は指定された範囲内に駐車してスマホで支払いすればそのまま帰れる。

レンタカーより時間も手間かからなくて済むので若者にかなり人気がある。

APPを開いてどこに車があるのか分かるので、簡単に車を探すことが出来、車を見つけたら車の鍵代わりにQRコードを読み込めばドアが開く。

TOGO社を例とすると、料金を設定は下記のようになっている

:15元(約250円)の初乗料金+距離料金1.88元(約31.35円)/km+時間料金0.28元(約4.67円)/分(7時から21時まで) ~夜21時から朝7までは0.02元(約0.33円)/分

 

今の段階はまだ試験的に深セン市の南山区に車を導入したが、Togo社の責任者は年内までに500台まで増やそうと考えていて、深セン市内全域に導入する予定だという。

もう一社のアニメデザインを車に施しているPony car社は低価格を売りにしていて、保証金はたったの500元(約8340円)、丸一日を利用すると120元(約2000円)しかかからない。

今の若者たちは大体免許を持っているが、車を買う資金と、中国の大都市の問題である駐車場所とものすごく時間のかかるナンバー取得問題も考えなければならないので、シェアリングカーは外出するのに良い選択肢として好まれている。

無論、シェアリング自転車使用後の放置による問題について痛い目にあったように、シェアリングカーも車内の衛生問題について指摘されている。

導入されている車が少なくて使おうと思った時になかなか見つからなかったり、前の駐車代を払わせられたりするなど、問題点もあるが、今後、車内衛生をきちんと管理しながら、無料駐車の構想も進めていきたいと、シェアリングカーの責任者は語る。

このような問題をが改善されていけば、より明るい将来性はあるだろう。

国民の素質も前向きに期待できるのではないかと編集者は感じている。

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