【独占インタビュー】”子供の健康を考える” 国内外の技術者が知能ボタンを協力開発

深センでは全世界で一番大きいコンテナ、貨物輸送、電子製品などの主要な輸出地として、電子部品と製造業への影響が全国でトップクラスになっている。

政府は先端技術を持っている人材が製造業をより牽引していけるように、国内外の人材とローカル製造企業と提携して、国際市場に向かう知能商品がたくさん製造されてきている。

今回、直接話を聞けたのは、国内外の人材と技術を融合した典型的な中小企業の開発のチームである。

主なチームのメンバーはイタリア人のFabio Ferrara博士とElina Martino博士、オランダのSam Lin氏、ソフトウェア開発の林鲁鹏氏の四人である。

Fabio博士夫妻はMems (Micro Electro Mechanical Systems 微小電気機械システム)を利用したセンサーの開発を担当し、Sam氏が商品のマーケティングと融資を担当し、林氏は自社工場の二代目として生産とソフトウェアの開発をしている。

現在、深センでは起業熱の影響で、ローカル製造業も新しい発展を求めている。

その起業熱の高い新世代の林氏らが伝統製造業を高品質、高技術の方向へ転換させている。

“やるなら一番を取っていこう”と林氏は強い口調で語った。その一番はベストを尽くすだけではなく、ゼロから1を作るという創新的な精神も指している。

父親世代から工場を受け継いだ逞しい若者たちはより広い視野で伝統製造業の将来を考えている。

今回林氏らが開発しているスマート指輪、知能ボタンなどの商品は国際市場を切り開く初めての試みである。

左から林氏、Elina Martino氏、Fabio Ferrara氏、sam Lin氏

 

知能ボタンのアイディアが浮かんだきっかけは何か、チーム のFabio氏が笑顔で教えてくれた:

深センで子供を産んで育てていて、座る姿勢が正しくない事に気づいたが、普段忙しいため、いつでも注意できるわけではない。それをきっかけに持ち運びがやすく、健康に障らないロボットのようなものを作ろうと考え始めた。

利用者の傾斜度を感知し、姿勢が悪くなると振動で注意することができるものを作り出した。

”私たちのチームが設計の技術方面の問題を考えている間に、ユーザビリティの角度から商品のことを考える。

例えば以前に姿勢矯正ベルトみたいなものがあり、実際に子供が使うと、よく友達に笑われたので、子供の敏感な自尊心を守るためにこれを作ったんだ。”Fabio氏はそう語った。

 

ユーザビリティの考えは他のシリーズの中にも現れている。

”この指輪を見てください”林氏は指輪を出して説明してくれた:”動作記憶というプロセスが書き込まれているこの指輪が恋人の距離,心拍数等を記録できる、そしてAPPに反映して親密度をデータで表示する。いつでも心を整えて二人の感情を直面することで問題を解決できるという概念を宝石にいれて、ただのプレゼントとしての宝石に新しい意味を付与した。”

 

ちなみに、指輪に使用している電池は世界一番小さい電池だと、林氏はそう教えてくれた。

 

深センという場所に投資する理由を訪ねてみると、チームの人が三つのメリットをあげてくれた。

深センという都市は新しい高度な技術を持っていて、更に新しい考え方を持った若者が多く集まっている。

しかも起業者に対する政府の支援も特に多いと林氏は語る。

最近、深セン市を中心とした粤港澳大湾区開発に対して良い政策が頻繁に出されているため、今後起業者が更に増えることで、深センが更に華やかになっていくだろう。

 

記者 Murra

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