世界最大の展示会場を中国深センで建設中

昨今、世界経済の中でアジアの影響は特段に大きなインパクトを持っており、中国の存在はアメリカを凌ぐほどに成長しつつある。

新興産業であるIoT,AI(人工知能),ドローンなどのテクノロジー関連をリードする深センでは、官民一体となって世界最大の国際展示会場を建設している。
2018年9月に竣工予定の新会場の面積は50万平米となり、その時点で世界最大の規模となる。

(現在、世界最大の展示会場はドイツのハノーファー・メッセで、面積は49.6平米)

以前から深センの福田区というエリアに展示会場があるが、10.5平米の面積では押し寄せるニーズを処理できない状態になっている。

現在の会場の5倍もある国際展示場が完成することで、今後このエリアで発展する新興産業(IoT,AI,ドローンなど)の後押しになると期待している。

規模の大きさ以外に、新会場がどのように産業の発展を押し進めていくのも気にかかることである。
まず、深セン空港と提携し世界からの交通ルートを整備することで、その周辺の経済効果を促すことができる。この経済効果は、深セン内の旅行業のGDPを上回ると予想しているようだ。
そして、新興産業が深センから発展することで、珠江デルタをとりまく製造業や伝統産業などにも影響を与え、産業構造のパラダイムシフトを起こすことができるとみられている。

深セン宝安空港の近くにできる国際展示場は、広東省、香港、マカオからもアクセスが良く、イミグレーションから地下鉄やバスで直接会場に行ける路線も企画されているようだ。
戦略的な街づくりにより、様々な経済効果が期待されており、最先端都市になりつつある深センに、国内外の投資が集まってきている。

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