深セン工場のロボット化: たった10人で昔の100人分仕事ができる。

アジア最大級の転写プリントのメーカー ――東莞広澤車装飾会社の工場で15台のロボットが生産ラインに並び、静電気、ほこりの除去、転写プリント、スプレー、輸送など一連の作業をひたすらにやっている姿が見える。

その作業をする15台のロボットは深セン市泰達会社最新の傑作である。

社長陳大立氏の話によると、このようなスプレーシステムが付いているロボットはメキシコやロシアなど海外にも輸出しているという。

社長陳大立氏

15台のロボットが協力してチームワークを作ることは国内でも珍しい。

この中に関連したロボット視覚センサーとロボット追跡技術及び計算方法が深センロボット開発企業が工夫して、生産の流れまで詳しく把握していることを表している。

その15台のロボットの生産能力は人工作業よりどのぐらい上がったのか。

転写プリント作業を完成するには80から100までの人が24時間二回交替で当直しなければならないが、今は15台のロボットとロボットをコントロールする10人だけで済むようになり、およそ八割近くの人件費を節約することができた。

そればかりではなく、ロボット操作に代わった結果として、塗料の利用率が30％上昇し、揮発性有機化合物（VOC）が40％減少し、良品率が95％まで上がった。

環境と省エネルギーの面からも推し広める価値がある。

こちらは、世界で初めて３Ｄ曲面ガラスにスプレー塗装技術をロボットで行っているようだ。

技術と人材を重んじる深センロボット業界は近年急激に発展しており、製造業など労働密集産業である深センの市場がロボットに取り変わる将来性はかなり高いという。