4月3日,深センITサミットが閉幕した。今回のサミットのテーマは”知能の新時代を迎える”という、中国ネット界3トップ(テンセントの馬化騰氏、Baiduの李彦宏氏、アリババの馬雲氏)が久しぶりに顔を合わせ、業界の将来について語った。
(左からはテンセントの馬化騰氏、アリババの馬雲氏、Baiduの李彦宏氏)
2014年に人工知能の時代がやってきて以来、AI(人工知能)やIoT(ものとインターネット)の企業が爆発的に増加し、ドローン、スマートインテリア、健康設備、ロボットなど人工知能が日常生活に浸透しており、イノベーション企業や起業家に好意を寄せられ、その44.4%の企業が深センに集まっている。
サミットでは、深圳人工知能の起業がますますビジネス効果と実用性を兼ね備えた商品を作り始め、市場に受け入れられてきている。
そう考えたのは、今市場に出ている人工知能を見せかけだけで不必要なものを付けている商品が問題に上がっている。
例えば、テレビやステレオなどの家電に無理やりAPPを付けてスマート家電として販売することが頻繁に出てくるようになった。
必要性を問わずおしゃれだけを消費者に思わせるのが供給過剰になってしまった始末だという。
では、今人工知能地代の入り口に立っている中国企業はどう向き合うべきなのか、アリババのCEO馬雲氏がこのように語っている:”これから30年は知識競争、力の競争ではなく、サービスを提供する実力への競争だと私は考えている”。
人工知能を発展させるには市場に近づいて、消費者の本音を聞く事が大事だ。
人工知能に対する消費観、価値観を築く肝心な部分が今では、おしゃれのためだけに知能的な機能を付けるというのは、この先の発展に対し足を引っ張る事になるかもしれないので、イノベーションと実用性を考えたうえで知能のアイテムを入れるという部分を考え直すべきだ。
馬雲氏は人工知能にもっと大きな可能性をあげて、人間ができないことを機械にやらせる技術やアイデアに注目していこうと強調した。
”人間の脳が使われれいる部分はたったの3%、その3%で機械に指示を出して働いてくれているが、完成度はいくら高けれども限界がある。
その限界にがっかりしていても何も生み出さないので、ロボットを人間にしていこう。過去の100年間で人間をロボットにした、これからの100年間ロボットを人間にするのも夢じゃないのだろう”
ロボットをライバルではなく、最高な協力者、パートナーになさせていこう。今後人工知能のサービス クオリティーと実用性に重点を置き、将来の教育、医療や人類の価値観などへの影響により深く、新しい考えを加えて行く必要がある