映像が薄い膜に映せる、深センイノベーション企業のフォトニック結晶膜技術が発展を遂げた

100インチの高画質テレビジョン放送しているテレビの本体は、後ろのプロジェクターを消したら、意外にも薄い0.3㎜の透明な膜である。

深センイノベーション展示会場では、深圳光科全息という新しい企業が参観者に驚くほどの技術をみせた。

”フォトニック結晶はメタマテリアルの一種で、この構造を用いることにより,非常に強い光を閉じ込め,スローライト状態,負の屈折現象など,通常の物質では不可能なさまざまな現象が実現できる。

この特徴を利用すると、光の反射を制御して、画像やビデオでも映せる”と、光科全息の董事長 郭浜鋼氏は記者に語った。

フォトニック結晶があったからこそ、未来を拓く柔らかいスクリーンを作れることを創造できるようになった。

”通常のLEDでは、曲がったり畳んだりするのは非常に難しいことだが、フォトニック結晶を用いれば、技術的に可能なことだ”郭氏によると、コストから見ても、フォトニック結晶膜はLEDやOLEDスクリーンよりコストパフォーマンスがよい。

それ以外に、もう一つの環状スクリーンも展示された。

どんな角度から見ても、投影された画像の形や色の変わりはしないという技術を応用しており、光変調はたった1000分の3で、韓国や日本など柔軟スクリーンの先進国に劣らない成果を出している。

起業する際に深センを優先的に選択肢の一つとした理由について

技術開発のベテランとして、郭氏が博士課程を卒業した後、東京大学や富士通で長年の研究経験を積み重ね、2015年に帰国してイノベーション企業を創立した。

”日本の新材料分野は紛れもなく世界の先頭に立っている。”生涯の留学と研究生活をほぼ日本で暮らした郭氏の思い出では、変更しやすい中国のプロジェクトと違い、日本では何十年も続いて一つのプロジェクトの研究開発に集中できる。

日本のソフトスクリーンによる研究は1999年から始まり、今も推進している。

”最後までやり遂げるこういう精神があったからこそ、日本は更に最先端で精細なテクノロジー製品を作り出せるのだ。”

しかし、市場が大手企業に寡占した日本側の状況では、新技術を速やかに市場に出すことは難しい。

なぜかというと、大手企業の技術発展の方向と流れは既に落ち着いている故、イノベーションが企業の固まった考え方に嵌らないと、採用どころか、計画は審査に出す最初の段階で落ちる可能性が高い。

イノベーション技術を発揮したいならやはり中国だと郭氏は考えている。

起業の場所を選ぶのに、出身の西安や経済の発展した北京、上海なども視察に回ったりしたが、最終的には深センに決めた。

政策や、人材、開放性などの面から見ると、ここはイノベーションに一番いい環境があって、発展能力を持っているので、”特に深センの特別な斬新感と生き生きしている雰囲気が気に入ってる”と郭氏が語った。

市場分析士が示したことによって、ソフトスクリーンは商業応用の市場に相当な勢いで拡張している。

同時に、2014年からソフトスクリーンの売り上げが毎年平均44%の比率で増加しており、2024年に230億ドル(約3700億円)に達する見込みである。

フォトニック結晶材料と産業と結びつき、市場のポテンシャルはまだまだ引き出せるという。

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です