中国が初めてメタンハイドレートの試掘に成功　試錐機は深セン企業の設計と製造

2013年、世界で初めて天然ガス成分を多く含み「燃える氷」とも呼ばれるメタンハイドレートを海底で分解してガスを産出したのは日本であるが、中国は今回、初めて1266メートルの深海で安定的に気体を取り出し、187時間の連続的なメタンハイドレート産出で日本の記録を超えたという。

中国の土地資源局が5月18日、メタンハイドレートの試掘に成功したことを発表して、2030年までに実用化を遂げようと計画を立てた。

今回のメタンハイドレートの産出が成功した裏には深セン企業が開発した試錐機の”ブルーウェール一号”の協力がある。

自主的に設計と製造した深セン企業の中集集団は，もともとコンテンツと運送車両の業務を行っている企業で、生産価値が毎年3000億ドル（約32兆8000億円）もある海洋掘削業界を狙い、企業買収をきっかけにエネルギー開発設備に参入した。

国際型企業に昇進するには企業自身の産業と視野を国際的にならなければならないことを知り、中集集団が海洋掘削業界を業務の戦略延伸として選んだという。

グローバルパースペクティブ以外、イノベーションも深セン企業が世界での話語権が大きくさせた。

中集集団の室長 呉三強氏が試錐機について設計理念を話した。最初は核心の設計技術が外国企業ににぎられ、技術独占の局面では初期アートでサインしかできないので、核心設計が変わると中集集団がすべてやり直すしかないのでコストがコントロールできない。しかし、数年の間、中集集団が革新技術を自社から開発でき、余計なコストも削減できるようになったという。

今の中集は中国で試錐機開発のパイオニアのメーカーとして、海洋工事の業務が世界のトップクラスになっており、深海半潜試錐機が世界市場の25％のシェアを占めている。

今回のブルー・エウェール一号は知的財産権を持っている自社技術で作ったものであり、最大3658メートルの深海に行くことができ、試錐ロッドが15240メートルまでいけるという。

試錐作業台に27354台の設備が揃っており、40000本のパイプもある。

今回メタンハイドレートの試掘が成功できたことが中国の海洋探査技術が認識された証明にもなった。

統計データから、中国のメタンハイドレートの備蓄量が1000億トン以上あることから見ると、世界において、特に隣国の日本との開発競争が繰り広げられていくだろう。

今回の成功は中国が未来新エネルギー発展のハイグランドに立てる見通しがあると考えられる。