深センの通信会社が5Gの試行に成功、2019年に発売予定

2017年6月28日にMWC上海世界大会で、深セン通信会社の中興(ZTE)が5G(第5世代移動通信システム)の技術動向などについて試行を発表した。世界に5G eMBB(高速ブロードバンド通信)がユーザー生活を一変させる可能性を示し、IoT時代に合わせた「同時多接続」や「低遅延」といった基本的要素も見せた。中興(ZTE)の発表によると、2019年第一四半期に5G通信を実現させる計画を立て、現在の通信スピードより6~8倍ぐらい向上すると、消費者が1000M以上の速度に達すスマホを持つ将来は遠くないという。

eMBBは超高速で特化したエリアでも展開が可能であり、商用においても効率が良くなり顧客の満足度を高めるという。去年11月、3GPP RAN の第187回の会議で5G通信の取得コード とアルゴリズムについて、中国企業が主に勧めているPolar Code提案が5G通信コードの最終案に残った。

昨日の展示会では、中興(ZTE)が5Gを提供したエリアの超高速スピードを披露し、100MHzの周波数帯で一つのユーザ―につき通信速度が2Gbps以上に達している。今回5G eMBBのフィールドテストでは 中興(ZTE)が3.5GHz周波数帯に対するテスト機械も備わっており、5Gの無線カバー範囲、処理スピード、安定性、延遅率等のテストを行った。

中興(ZTE)が最近発表した情報によると、データが爆発的に増加していることと通信設備に関連する大量の業務に対応するため、5G は”技術中心型”から”ユーザー中心型”へ変更していくと、IoT時代を実現することが計画されている。

中国通信センターの董事長尚氷氏も今年中に5つの都市で5G基地局を設置しシステム検証を行うとともに、2019年に商用展開する予定だ。中興(ZTE)の方ではすでに世界30か国の40カ所にPre5Gのネットワークを導入し、2018年から2019年の間に5Gのサービス提供に向け準備しているようである。

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