人工知能2.0時代の幕開け【深セン】


中国の人工知能技術が着実に成果を出し始めている。
6月29日、2017年世界人工知能大会で無人運転、宅配便ロボット、農薬散布用ドローン、AIサービスアシスタントなど数多くの製品を展示した。

人工知能は次の時代に向かいている、中国では製造産業から導入が始まり、政府の支援も受けつつ世間からの注目も高い。
特にイノベーションのイメージが強い深センでは、人工知能に対する受け入れ度も高ければ、必要性についてもより高い。

海外のAI産業と比較しても、中国は幅広く展開をしている。
例えば人工知能に関する論文の数が膨大になっており、それらをクラウドと端末に保存し、技術応用面もある程度は市場に認められている。
その一方で、中国のAI産業は難しい局面も迎えている。論文の技術研究に対する価値はともかくとして、それに関する人材も大いに不足している。

それぞれ問題を解決するために、中国の人工知能には新たな特色が生まれるようになった。
第一世代のAI、いわゆる人工知能1.0ではディープラーニングにより、主に膨大な情報の中から知識と処理能力を習得するものとなっていた。

特に機能の単調性は常に欠点として指摘されていた。
音声認識は簡単に話したことを記憶し、画像認識は画像をアップロードできることで、機械学習というのは決まった文書を問題の中にいくつかの文字を当てはめて回答するという流れである。
それに対して、人工知能2.0の重要な特徴の一つは分析と推理等、AIの自己認識(self-awareness)を育てて、複雑なコントロールが可能だという。

実際、技術面の連携に控えめな中国企業も、人工知能については各所で技術共有を行っている。
今年になってDuerOS(操作システム)や、データベースを公開して共有プラットフォーム(阿波罗計画という)に入ってもらい、資源を更に引き付けるためのAPIを展開する深センの企業も増えてきた。
これにより各会社は研究開発の時間を短縮でき、中国の人工知能産業の発展が促進されている。これからの市場効果は測りきれない。

記事;21世紀経済報道

 

注目の記事;AI,IoTツアー開催【PR】

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です