第九回深センアニメEXPOでの突撃取材 深センのコスプレイヤーの考え

7月20日~24日深センの展示会センターで第九回のアニメEXPOが開かれ、五日間で参加人数は30万人に至り大盛会となりました。
チケットはWeChatのアニメEXPO公式アカウント(公众号)をフォローすると購入できるシステムで、価格は60元(約1,000円)。

スマホに表示される電子チケットのQRコードをスキャンすれば入場できます。

今回のアニメEXPOはコスプレのコンテストと、ゲストとの握手会等のイベントがあり、それぞれのキャラクターに出会えるチャンスがありました。
その中で、「深圳に対しての考えと期待」、「コミケに参加するあなたを親は支援していますか?」、「将来の夢は何ですか?」などの質問を、深センで育った若者たちに取材しました。
彼らはどういう考えを持っているのでしょうか。

インタビュー1 

浅念さん 女性 高校二年生

今回、参加者の中で外国からのゲストも増えてうれしいです。
休憩エリアがあって主催者側の気配りも良いですね。不満なところはないです。

アニメEXPOの開催時期はいつも学校の夏休み中なので、時間的にも学校とぶつかることはなく、親から支援も貰っています。クラスメートにもアニメ愛好者は結構いますので、この数日間は一緒にコスプレをやって楽しんでいます。

深センの発展については、あんまり考えていませんね(笑)。でも今後は深センでゲームプロデューサーになりですね。

 

インタビュー2

初音ミクさん 女性 高校三年生

何回もアニメEXPOに参加しているので、日本に行きたい気持ちが強くなりました。でもいまのところは経済的に無理でしょう、なんか高そうな感じです。

私はとてもアニメにハマっていて、この五日間で結構疲れましたが楽しかったです、今後深センでこのようなサブカルチャーが深く広く発展していけばいいですね。

ずっと深センにいる私は、深センの発展は特に感じていないのですが、上海の展示会の方が比較的多くて、クオリティもいいと思いますけどね。

インタビュー3

季葉さん 中学校二年生

イラストは独学で勉強したのですが、将来の副業として活かせたらいいですね。日本にも行ってみたいですが、今は学校の勉強が一番大事です。

深センは特別な経済エリアとして、今後もっと国際的な都市になって、その分市民の素質も上がっていってほしいですね。

粗末なメイクや服装で軽い気持ちでイベントに遊びに来た人が多いと思います。
その写真をネット上に拡散したら深センのアニメEXPOにとって悪い影響になりますよ。
たまに変なおじさんにお姫様抱っこをされたり、触られたりして嫌ですが、イベントは面白かったです。

こういうアニメEXPOでは、悪い友達ができるかもと心配している堅い親ももちろんいますが、私の親は応援してくれています。

夢はカフェを作って、そこで思う存分に絵を描きたいです~

 

インタビュー4

渡さん 男性 高校二年生

今はオーストラリアの高校に留学していて、そこの展示会も参加してみたんですが、やっぱり深センはもっと盛り上がっていて、日本のアニメのキャラクターが多いですね。
オーストラリアは欧米系のアニメと重装コスが多いです。いろんな人と出会って写真を共有している間に友情が生まれ面白いと思います。

今の学校は深センの高校よりもっと自由ですが、仕事する事を考えるとやはり深センですね。地下鉄をどんどん開通させてほしいですね。

今後の夢は…いっぱいお金を稼ぎたいです。

インタビュー5

殺愛さん 女性 大学一年生

こういうイベントは20回くらい参加したかな、深圳は他の都市と比べると展示会の回数も多くて会場の管理もできていますね。
普段同じ学生で同じ趣味の人と出会うチャンスが少ないから、こういうイベントで友達を作るのが便利ですね。

ずっと深センに住んでいるので、深センの発展は特に感じていないですが、更に良い方向に発展していくだろうと思います。

夢は…遠すぎるわ、考えられない。まあ、頑張って勉強することでしょ。

今の専攻は…(よく考えてから思い出したようで)確か看護学ですね、私が好きで選んだ専攻ではないです、点数が足りなくて学校に専攻を調整されてしまいました。

 

インタビュー6

CNG兄さん 男性 高校二年生

アニメEXPOに参加するのはこれで四回目です。今回はより賑やかになりました。不満な点としてはお客さんの流れをもっとコントロールしてほしいですね。混んでいるところはすごく混んでいて、空いてることろはすごく空いています。

今の高校生活はまあまあです、考えたことがないですが、みんなそんなもんでしょう。
このようなイベントに対する印象は人によって違うと思いますが、男子より女子の方が親が応援している場合が多いです。だから女性のコスプレイヤーが多いですね。
まあ勉強に影響が出ないのであれば親は反対しませんけどね。
夢は(迷わずに)3Dアニメ作家になりたいです。

今回、深センの若者10人以上にインタビューを実施したが、「深センの未来」や「将来の夢」について、はっきり答えられる人は少なかった。
国にかかわらず学生達は勉強と趣味に夢中になっている。
社会人の方達は、肩の荷の重さを更に実感したのではないでしょうか。

記者:Murra(株式会社ホワイトホール

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