深セン市南山区、小学校で人工知能を授業に導入

2017年9月から、深セン市南山区の各小学校に中国で初めて人工知能の普及に関する課程を導入し始めた。その後、中国の瀋陽、北京、天津などの都市での導入を始めたという。

その中で、STEAM教育[1]のソリューションを提供しているWorld of creation. LTDは人工知能の教育に関する各分野の研究者や専門家の知恵を結集している中国初の人工知能テキストを編集した。それによって、人工知能をコアにしたSTEAM教育が学校や社会からの注目を集めて始めた。

深セン市南山区キリン小学校は早い段階で人工知能の課程を導入した。2017年1月、キリン小学校の校長を勤めている羅小波(ロ・シャオボ)氏は「中国教育報」に投稿し、STEAM教育に関する意見を語った。彼によると、学校にあるSTEAM教育の課程と社会にあるリソースを融和することで、教育の経費不足や課程の開発遅延などの問題が解決できる一方で、社会にとってSTEAM教育という新しいコンセプトを受け入れやすくなる。そういった方針の下で、キリン小学校のイノベーション創出が加速し、一年間で267件のイノベーションを創出した。そのうち、「人工知能ランドセル」という製品が「天使基金」のサポートで量産化された。

関係者によると、中国では人工知能の課程を導入している学校が増える一方との事である。World of creation. LTDは中国唯一のSTEAM教育の普及に集中している会社として、中国10都市に200校以上の学校に教師を派遣し、50000名以上の小学生に人工知能などのSTEAM教育の課程を提供している。World of creation. LTDを立ち上げたメンバーであるXia Peng氏によると、昔からあるエリート化としたSTEAM教育より、公益の目的でSTEAM教育の普及に集中したサービスを展開していく予定だ。

 

[1] STEAM教育:STEAM教育(スティームきょういく)とは、 Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育(ステムきょういく)」に、 Art(芸術)を加えて提唱された教育手法である。

 

ソース:人民網

http://it.people.com.cn/n1/2018/0104/c1009-29744369.html

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