フォックスコン人工知能に100億台湾ドル(約370億円)投資

電子機器受託生産では世界最大の企業グループであるフォックスコン・テクノロジー・グループは人工知能に100億台湾ドル(約370億円)の投資を行うと発表した。

2月2日、フォックスコン・テクノロジー・グループの副総裁を務めているFang-ming Lu氏が記者会見し、100億台湾ドル(約370億円)の投資を行うことで、人工知能や工業ロボットなどを活用できる新たな製造業にアップデートすると強調した。Fang-ming Lu氏によると、人工知能の開発チームが既に結成され、製造業のビッグデータを収集・分析しているにもかかわらず、実際の生産プロセスに結合させる人材が不足している。将来は中国の北京・上海・深センなどの都市で同じチームを設ける予定だ。

フォックスコンは中国の巨大工場を中核として成長してきた。しかし、主な収益源である米アップルスマートフォン業務の減速などで逆風が強まる。そのため、技術開発やブランディングを重視した戦略を立てた。具体的な取り組みとして、工場では6万台のロボットがあるが、将来的にはロボットの数を20万台に増やすこととIoTやAIを活用した製造掲げる主力子会社「フォックスコン・インダストリアル・インターネット」を成立することが挙げられる。

それに、シャープのブランド力を利用し、LCDパネル業務を増やしていき、テレビやスマートフォンなどの製品の売上拡大を図る姿勢も示した。日経によると、シャープが東芝のパソコン事業の買収を検討し、フォックスコン精密工業の事業基盤を強みとし、再参入を目指している。

 

ソース:腾讯科技

http://tech.qq.com/a/20180202/021872.htm

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