5G時代が到来、Wifiがなくなる?
|科技日報のニュースによると、海外研究機構OpenSignalは世界中のWifiでのダウンロードと、モバイルネットワークでのダウンロードのスピードをリサーチした結果、オーストラリア、ドイツ、ギリシャ、ミャンマーなど33カ国はモバイルネットワークでのダウンロードスピードがローカルWifiのスピードより速いことを発見した。これをベースに、Wifiはなくなるではないかという仮設も出てきた。
Wifiはこれからどうなるか、まずWifiの本質を見てみよう。
Wi-Fiとは パソコンやテレビ、スマホ、タブレット、ゲーム機などのネットワーク接続に対応した機器を、無線(ワイヤレス)でLAN(Local Area Network)に接続する技術のこと。
自宅や職場などでWi-Fiを利用するには、Wi-Fiルーターが必要となる。利便性と料金の安さに多くのユーザーが利用している。しかし、5Gの応用化とコストダウンにより、今までWifiが提供するメリットが弱体化し、将来的にはなくなる可能性もあると考えられる。
中国のポータルサイト“飞象网”のCEO項立剛氏の話によると、Wifiの将来を見ると、公共Wifiがなくなる可能性が高く、逆に家庭用Wifiが存続する可能性が高いという。理由としては、公共Wifiの接続が不安定であり、距離によってスピードが落ちる可能性が高い。また、無線電波は建物による影響も大きい。しかし、家庭用Wifiは使用範囲が確定であり、スピードも安定で、これを全部モバイルネットワークに変換する可能性が低いと考える。
今までのネットワーク環境を大きく変えてくれそうな5Gの時代に注目していきたい。