春節特番”春晩”深セン会場がとにかくすごい!未来都市を演出!

先日の記事で今年は深センが春晩のサテライト会場に選ばれたと書いたが、放送後に深セン会場での演出がネットで炎上したのである。

深センでの演出がすごく、深センに住んでいる人が次々に自慢するような形で拡散されたのである。

派手なLEDショーに、まるでSF映画のような未来都市を感じさせるような映像などが印象的であった。

 

ある人が中国の“未来都市”は二つの場所で見ることが出来ると言っていた。北の雄安、南の深センである。

改革開放40周年で小さな漁村から2000万人とも言われる現代国際都市に成長した深センである。
深センという都市は工業化、都市化、現代化などの奇跡をたくさん起こしてきて、未来都市としてのリーダー的な立場になった。


「グローバリゼーションと世界都市研究ネットワーク」(GaWC)が発表した2018年世界都市格付けによると、深センは初めてアルファ級に入り、世界の55の1級都市に仲間入りしたのである。

フォーブス中国が発表したイノベーション力のある都市ランキングでは深センはトップとなった。

また、中国社会科学院と連合国人居署が連名で発表した世界都市競争力レポートにおいては、都市競争力世界5位、中国トップとなっている。世界トップ10には入っている中国の都市は深センだけである。

今回の春晩深センサテライト会場では、空中を自由に走るかのような、BYD社のモノレールが走り、我々が子供の頃に想像していた未来都市感を演出していた。

 

世界でもトップレベルのデザイナーという肩書を持つWolfgang Josef Egger氏がデザインしたモノレールは中国伝統文化である“游龍”という要素とグローバル化デザインの理念が入ったものである。これによりテクノロジー感と未来感が入って、まるでSFの世界のシーンのような印象を受ける。

 

このモノレールはBYD社が100%自社研究開発したもので、無人運転を取り入れ、ビッグデータによるスマート化、顔認識の改札などハイテクが盛り込まれている。

 

春晩の番組の中でちょうど12時を超えた時、深センサテライト会場の4つの中継地点である、歓楽谷、前海開発区、深セン北駅とBYD本社では市民も含めて新年を祝った。このBYD本社は春晩の中でも盛り上がる場所となったのである。

Wolfgang Josef Egger氏がデザインしたモノレールと同じような中国風のデザインの“Dragon Face”を使用したBYDの新世代“唐”が春晩のチャリティ動画の中に出てきていた。

今年、BYDは春晩の中で2度登場する機会があった。

2018年、港珠澳大橋の無人車隊と2019年の未来都市の中のモノレールである。

 

 

また、深センは粤港澳大湾区(香港,マカオ,広東 Bay area)の核心都市であり、世界三大ベイエリアに肩を並べる新勢力となっている。中国は競争力を持った未来都市を作る出している。BYDモノレールは交通の新しい方案として顔を出してきた。BYDが世界に対して中国のテクノロジーの実力を示したとも言えるだろう。

 

 

佐々木英之
ホワイトホール深セン事務所にて10年間の中国ビジネス経験。
日本に出張すると数日で深センに帰りたくなるという「深セン通」である。

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