「国際イノベーションセンター」になるべく、一致団結する深セン

「深セン商報」(2019年5月30日付)によると、2019年5月29日、深セン市内で「全市科技工作者代表座談会」(深セン市ハイテク労働者シンポジウム)が開催され、市内の各大学、研究機関、企業、技術団体等の関係者が集まり、ハイテク人材政策に焦点が当てられた意見交換が行われた。

「中国工学アカデミー」の学者で、「深セン大学」のスマートシティ研究院院長でもある郭仁忠氏は、大学は都市のインフラであるだけでなく、都市における“人材貯蔵庫”であるとし、大学は都市の発展に参与する役割を重視し、科学研究分野への投資を増やすべきだと主張した。「深セン建築設計研究院」のチーフ建築家である孟建民氏は、科学技術の仕事に関する重要な決定や政策の監督制の確立等を提案した。

「鵬城実験室」の副所長で研究開発部部長である梅涛氏は、科学研究人材を育成し、社会に研究成果を広められるように大学と協力する必要性を説いた。

「深セン大学」の土木・交通工学部の学部長である陳湘生氏は、高度人材向けの住宅提供、補助金支給等を提案。広東・香港・マカオグレーターベイエリア構想の助けを借りて、香港・マカオと共同で科学技術共同研究所や共同技術センターを設立し、地域における科学研究分野の相乗効果を高めるよう提案した。

「深セン雲天励飛技術」董事長兼CEOの陳寧氏は、技術のオリジナル性をさらに高め、AI産業への支援を強化し、企業の技術革新、産業の着地能力の助けを借りながら新興産業の配置を行い、深センを国際科学技術におけるエリート都市に成長させるべき、と述べた。

「深圳市科技創新委員会」の事務総長である邱宣氏は、同委員会が引き続きサービスの向上に努めるとともに、画期的なコアテクノロジーを生み出す努力をし、より良い環境を生み出すこと、そして深センが国際的なイノベーションセンターとなるために様々な支援をしていく旨を発表した。

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http://www.sznews.com/tech/content/2019-05/30/content_22095947.htm

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