5月16日から深センではPCR検査の結果をWeChatで閲覧可能に

今年になって、我々はPCR検査という言葉を日常的に聞くようになった。中国では学校再開、業務再開や武漢などの都市からの移動、海外からの移動などにPCR検査証明書を使うことが可能となる。
この証明書を手に入れるのも大変で、検査に約30分、結果を取りに行けるまで約1日待たなければならないのが、中国の現状である。

もちろん、ここまででも日本ではまだまだ対応できていない状況で、感染者優先でのPCR検査となっているので、根本的に状況が違うが、アフターコロナ的な動きとしては非常に早く感じるところである。
深センではすでに30度を超える日が続く中で、わざわざ取りに行く必要がなくなるというのだ。

現在、深センでは、35の病院、16の公共衛生機構、7社のサードパーティ検査機関を含む58の機構で新型コロナウイルスのPCR検査を行なっている。

5月16日から、この中の20の機構での検査結果がWeChatで確認できるようになり、5月31日から全ての機構での検査結果がWeChatで確認できるようになる。

それではどこで、どのように見れるのか。

まずは“深セン衛生健康委”のWeChat公式アカウントをフォローして、その中にある“疫病服務”の中に検査結果を見るページがある。
その先で姓名や電話番号などを入力し、SMS認証すると5月11日以降に行った検査であれば、15日以内に限りPCR検査レポートを見ることができる。

PCR検査は検体を採取した後、平均で24時間以内に結果が出る。もし疑問などがあれば専用の番号に電話をすれば質問等をすることが可能となっている。
既に状況が落ち着いたとはいえ、第二波が懸念されている中国で、わざわざ結果を取りに外に行かなくて済むというのも非常に合理的である。
うまくwechat公式アカウントを使い、政府が主導してうまくまとめあげられている。

日本で状況が落ち着いてからLINEで検査結果が見れるようになるとは思えない。どこかで企業や機関がうまく協力して出来ると機会があれば、もっと生活が便利になるのではないだろうか。
企業利益だけでなく、行政、プラットフォーム、企業が一体となって、国民のために何かできるようなことはできるのだろうか。

 

 

参考URL:https://mp.weixin.qq.com/s/VdiqoXWF-NrxU9KGu8Ko2w

 

 

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です