深セン物流会社:争いの末データ共有で提携すると合意

先月、アリババと物流大手である順豊会社の子会社(菜鳥と豊巣エクスプレス)が顧客の情報データベース等に関する意見において衝突した結果、お互いにデータの共有サービスが停止してしまったというニュースが話題になった。通常は菜鳥が荷物を豊巣に届けて、受取人が時間の空いている時に取りに行くという宅配の流れとなっている。

 

豊巣の端末に荷受け時の通知コードを入力するか、QRコードをスキャンすることでロック解除もでき便利な上、不在の場合は豊巣が荷物の追跡も可能で安全だと思われていたが、会社同士の争いにより荷物の追跡記録を菜鳥に送らないということがあった。

この事態を重く見た中国政府は両社に働きかけ、会社の幹部を招集し協議を行った。政府がビジネスの衝突に高い関心を持ち、直接公に働きかけることはめったにない。その結果、両社は争いを一時中断し6月3日に業務を再開したという。

この一ヶ月の間、政府はこの件について経済を平和的に発展することを前提として、EC商社と物流会社が協力しあう重要性を続けて強調した。最終的に菜鳥と豊巣もコミュニケーションを取り、データを共有することに合意した。

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です