深センにまた世界一高いビル?830メートル湖貝タワーの計画図がネット上に流出

深センの中心地の中で比較的古い街【羅湖区】、羅湖にある湖貝村という古い街を区画整理して高層ビルを立てるという計画がネット上に出回った。

しかも830メートルの湖貝タワーという。

湖貝村深センでも数少ない昔の町並みが残る場所だ。高層ビルに囲まれながらも平屋の建物が多く残っており、昔の賑わいを見れるところでもある。

今回はこの場所を区画整理してショッピングモールなどを作り、挙げ句の果てには世界一高いビルを作ってしまおうという計画である。

羅湖区には今まで深セン一高い建物があったが、ここ数年で福田区にある平安国際ビル(600メートル)に追い越されて現在は2番目に高い京基100ビル、3番目に高い地王ビルがある。

他にも現在建設中の通称『タケノコビル』は400メートルで、このビルが建つ南山区の前海エリアは高さ制限が設けられているため高いビルを建てる事は出来ない。羅湖区には制限が無いので、世界一を狙うには絶好のエリアである。

現在、世界一のビルはドバイにあるブルジュ・ハリファで828メートルであるので、2メートル超えて世界一を取ろうとするところはいかにも中国らしいところである。

深セン市政府は先月、羅湖区城市更新局が”超高層建築開発及び設計技術交流会”を開催し、その中で”湖貝、蔡屋圍の2つのエリアは金融イノベーションエリアに大悟桐エリアは新興産業エリアに開発していく。将来的にこのエリアは数棟の高層ビルを建設し、羅湖区は雨の後に生えてくるタケノコのようになるだろう”と語られた。

5~10年後には新しい羅湖の姿を見ることが出来るであろう。

具体的な計画データを見ていくと、総面積205万㎡、投資約300億元(約5000億円)、オフィスエリア14万㎡、ホテルエリア20.5万㎡、その他住宅ビル、ショッピングセンター、商業センターなどを建設予定。

この計画の完成予定は不明であるが、どこまでこの計画が実現できるか期待したいところである。

このような計画がネット上に出回り、実際に開発の話が出ているところを見ると、深センという都市がまだ発展途中であるという事を感じさせらてしまう。

この先5年、10年と深センがどう発展していくか、楽しみである。

 

【ライター:佐々木英之

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