8.8 WeChatペイ『スマートライフの日』ビッグデータを公表
|WeChatペイは8月8日に大規模なキャンペーン《8.8スマートライフの日 1,000万件の注文が無料》を行い、その結果を発表した。8月8日に全国で注文が無料になった人たちのデータが出ている。
レポートによると、全国で424の都市、17の一級都市でこのキャンペーンを行なっており、無料注文獲得が多い35番目までの都市では、飲食業で使われたものが最も多い。
このレポートにはWeChatペイの消費ビッグデータがあり、人数、都市、時間、場所など、様々な角度のデータが出ている。
全国1,000万無料注文を当てた人の割合は、男女比はほぼ互角で男性が54%、女性が46%、その中でも26−30歳の女性が最も多く、幸運の女神として全体の28%に及ぶ。
実際に筆者もカフェにて“無料”を引き当てた。ちなみに前に並んでいた女性も“無料になった”と言っていたので、かなり確率が高かったと思われる。弊社中国人スタッフも当てている。
無料を獲得した人が多い都市は次の順である。広州、深セン、北京、成都、東莞、上海、佛山、重慶、西安と杭州となっている。
全国を対象に行われたこのキャンペーンは最初の無料を獲得したのは、00:00:02のウルムチ、1000万注文(最後の注文)は23:13:50に鄭州にて獲得されている。
無料を獲得した中で、一番多いのは飲食関連で、次に多いのはコンビニや商店、その次がスーパーである。その他は宅配送料、駐車場料金、ショッピングセンターでの買い物、薬局、公共交通、ガソリンや公共料金などである。
今年の“8.8スマートライフの日”は8月1日に発表されて、WeChatペイのQRコード支払い、SNS支払い、自動引き落とし、生活費支払い、ミニプログラム乗車コード、少額受け取り、セルフ決済などの機能をフルに活用して、生活の中に完全に入り込んでいる決済手段として、高い支持を受けている。
WeChatペイのチームは、『スマートライフという考え方は、ずっと同じで変わらないという概念ではなく、繰り返しアップデートされていく生活方式である』と話している。
様々なユーザーのスマート化に対する要求が一歩進む要素となり、WeChatペイがただの決済ツールではなく、商業エコシステムのつなぎ役となって、全面的に新しいスマートライフを底上げしている。
将来的にWeChatペイは伝統的な販売業、飲食業、旅行関連、公共サービスなどの領域など、異なる業界に新しい技術や、設備、パワーなどを普及させる。一人一人がデジタル化した中国における全面的な発展を体験することになるだろう。
参考:https://tech.china.com/article/20180816/kejiyuan0718179900.html
【ライター:佐々木英之】
中国深センの富門グループ(Richdoor Group) にて10年間の中国ビジネス経験。
日本に出張すると数日で深センに帰りたくなるという「深セン通」である。