テンセント『ポニー・マー』基礎研究こそがイノベーション原動力における大事な要素となる。

先日行われた未来フォーラム深センサミットにおいて、多くの科学者と企業家が集まり、基礎研究がイノベーションのための原動力に繋がると話した。
今後、中国で基礎研究を推し進めるために、深センが持続的発展のカギとなっており、各業界で多くの研究資本を投入している。

テンセント社のCEOである馬化騰(ポニーマー)氏は、

「中国の科学技術の応用については、一部の領域で世界的リーダーとなっている。しかし、基礎科学研究においては、基礎が非常に弱い。馬化騰(ポニーマー)氏は産業、学校研究施設などの各方面の提携、多くの人材などを投入して、基礎科学研究、情報科学や物理、材料、生命科学などの領域にも人材を投入しなければならない。」と語った。

 

中国科学院院士、清華大学副校長で物質科学賞を受賞したこともある薛其坤氏は、
「世界におけるベイエリアから見ると、技術革命が必要で深センにはその可能性がある。なぜなら深センは非常に若い人が多い、都市の歴史も浅く既得権益の構造が根付いていない。ベイエリア形成という角度から見ると、学校の数は重要ではなく深センには魂の通った大学が必要であり、深セン版スタンフォードを作る必要がある。また、深センはイノベーションエコシステムが必要で、創業者だけでなく科学者などの興味を引くことで世界から優秀な若者たちが深センに集まる。」

改革開放40年、深センは目的を成就しつつある。しかし教育の方面においては北京、上海に比べるとまだ差が大きい。中国科学技術院 院士、北京国際数学研究所所長の田剛氏は次のように語っている。
「深センは応用の領域においてはものすごく良い、しかし、基礎研究の領域においては足りない所がたくさんある。もし、深センがサンフランシスコ・ベイエリアを超えるという目標があるなら、一流の教育、基礎研究をもつ必要があり、数学、物理、化学と生物学など、これらの基礎学科も必要になる。人類文化と社会科学方面においては既に発展が進んでいる。」

深センの発展には基礎科学上の投資が必要であり、企業の支持も必要になってくる。南方科学技術大学の講師である夏志宏氏はこう語る。
「一つの偉大な都市には偉大な大学が必要である。偉大な大学には偉大な数学系科目が必要になる。夏志宏氏は計算方法は人工知能の核心になる重要な要素の一つである。計算方法は数学における問題であり、人工知能の発展には 大きな規模の数学の専門学科が必要であり、誰が数学の領域を握るかが未来の人工知能の発展がどうなるかを決めるだろう。」

ソース:『深センニュース』
http://www.sznews.com/news/content/2018-05/27/content_19199873.htm

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