話題のAi搭載携帯ファーウェイ(华为)mate10を発売日に深センで購入、実際に使ってみた。

【ライター:佐々木英之

10月20日18:08
Ai搭載携帯として話題になっているファーウェイ(华为/本社:深セン)Mate10が中国先行で販売開始された(Mate10 proは日本での販売が11月予定)

中央上の予約人数と右下の時間を見ると予約人数の勢いがわかる。

 

直前の18:00までオフィシャルサイトで予約を受け付けており、このサイト上だけで約90万人が予約、他の大手家電飯店のサイトでも50万人を超える予約がされており、計130万人以上が予約をしていることになる。

筆者は発売日当日に手にするため深センの電脳街と言われる華強北の販売店をめぐり、交渉の末なんとか手にすることが出来た。

この日、14時から上海でファーウェイ(华为)CEO余承東氏による発表会が行われており、直前での価格発表となった。

国内価格は4GB+64GB版3,899元(約66,700円)、6GB+128GB版 4,499元(約77,000円) 海外での価格はそれぞれ699ユーロ(約93,500円) 799ユーロ(約107,000円)であったのを考えると非常に安く設定されている。

Mate10は自社開発のAIチップ麒麟970、専用のニューラルネットワーク処理ユニット(NPU)を搭載、これにより作業の効率化の向上を狙っている。
そして、カメラには Leica(ライカ)のダブルレンズHUAWEI FullView Display搭載、Android 8.0とEMUI 8.0システムが入っている。

5.9インチ 2560 x 1440 LCD ディスプレイ,ディスプレイアスペクト比 16:9 大容量バッテリー 4000mAh 安全性の高い急速充電技術「SuperCharge」を採用。

この「SuperCharge」は30分で58%まで急速充電が可能

但し気になるのは市販のUSBコンセントだと電流の大きさに耐えられるのかどうかである。付属品は「SuperCharge」と入っており、大きい電流にも対応できそうな数字が書いてある。

よくある充電中にすぐに熱くなるコンセントではもしかしたら耐えきれない可能性もあるだろう。

実際に手にとって見た感じは程よい重厚感もありながら、デザインもしっかりしており、大きい割には持ちやすい。
一昔前の安い中国ケータイという印象はまったくない。寧ろ、最先端のスマホという印象である。ディスプレイも申し分なし。

iPhoneの現行モデルと大差はないと感じる。

海外モノのAndroid携帯でありがちだが、日本語表記をしてくれるが、日本語入力はデフォルトでは入っていない、Mate10も同様に日本語入力が無いので、早速google入力をダウンロード。

ディスプレイも非常にクリアで見やすく、操作性も良い。

とにかくサクサク動くので、ストレスは全く感じない。

 

注目すべきはAIチップ麒麟970であろう。

特にわかりやすいのがカメラ機能である。13のシーンを自動識別するカメラの機能が付いており、実際に試してみると画面左下にアイコンがすぐに出てくる。これは被写体が何かを識別することで一番適したモードに自動的に切り替えてくれる事でよりきれいな写真が撮影できる。

撮影後にピンぼけ防止の機能もあるので、撮影技術も必要なくきれいに撮影できてしまう。

夜景も撮影してみたが、夜景モードに設定しなくてもここまでキレイに撮れる。

さすがはライカレンズ 望遠でも文字が読める。ライカのレンズを2つ搭載することで認識機能にも十分貢献していることが分かる。またここが他社が追従できない部分ではないだろうか。

逆光になりそうな向きで撮影してみたが問題ない。

マイクロソフトの翻訳アプリを使ってみた。

カメラの識別機能で文字認識も早い。

現在AIチップの機能をうまく利用したAPPはまだ少ない、ファーウェイはAI機能をサードアプリに公開しており、今後はAIの特性を活かしたAPPがたくさん出てくる事に期待したい。

また指紋登録をして指紋によるロック解除も非常にスムーズだ。メーカーは0.3秒と発表しているが、反応も非常によく、触れた瞬間に解除されるので、iPhoneの様にボタンを押すよりは非常に楽である。

他にもスマートホーム機能も付いており。、家の家電とリンクすることで携帯で操作できるようになっている。

快適に操作できるか調べるために、比較的CPUに負担がかかるゲームもダウンロードしてみる。

いま中国で大人気の王者荣耀(テンセントゲーム)をプレイ

ネット上ではちょっと古いスマホを使っているユーザーは動作が重くなり、それが原因で負けたという書き込みが非常に多いが、Mate10でプレイしてみると読み込みなども問題ない。

30分ほどプレイしていると若干本体の温度が熱くなるが、やばい!となるほど温度は高くならない。

あと面白いのはディスプレイ機能でVGAもしくはHDMIの線を繋げることで、モニターに映し出すことが可能になる。

例えば訪問先の会社のモニターにつなぎ、Bluetoothキーボードと接続することで、パソコン入らずのプレゼンまで出来てしまう。

マルチディスプレイを試してみた。これにはUSB Type-CからHDMIに変換するケーブルもしくはコンバーターが必要になる。メーカーからはまだ出てないようだが、筆者の場合は中国最大の電子街「華強北(ファーチャンベイ)」が近いのでこのようなものはすぐに手に入る。
日本で発売された際にこのケーブルは手に入るのだろうか、気になるとこである。メーカーがオプション品として出してくれることを願うしかない。

実際に繋いでみたがこれは反応なし。色々調べてみたところMate 10 proではこれが出来るという情報がある。Mate10では支持されてない可能性が高い。それならメニューになくても良いとは思うがアップデートされてから使える様になるのか現在の情報では分からない。

 

AIの性能が1番わかりやすいのはやはりカメラ機能といったところだけで、他には実感できるところはまだまだ少ないといったところ。あとは日本で発売予定のMate10 proに期待したい。Mate10 proは液晶ではなく有機ELが使われており、ディスプレイも18:9と縦長になる。6インチの縦長で大きい割には持ちやすい形となる。

前述でも記載したが、カメラでの認識能力はかなり早い、人の向ければ画面下に人のマーク、夜景なら月のマークがすぐに出てくる。文字認識もそうだがこの辺が、AI搭載チップを実感できる唯一のポイントであろう。

外に向けると画面左下に月のマークが出でいる  料理にもマークが出る。

 

中国ではMate10 proが11月15日発売と発表されており。中国での発売価格は4899元〜(約84,000円~) 国外価格が799ユーロ(約107,000円)と発表されているので、中国では安めに設定されてるが、日本での価格は幾らになるのだろうか。

今回の上海で行われた発表会、16日にドイツで行われた発表会両方見ると、比較対象としてiPhoneXがよく出てくる。ファーウェイ(华为)としてはiPhoneXよりも優れているという部分を押しているように感じた。数年前までは安い中国ケータイのイメージの中にあった一つのブランドが、この数年で格段に飛躍し、アップルのような大企業に肩を並べるまで成長した。

この日の発表によると2017年第3期目までで1.12億台の携帯を販売したという。

 

現在、深センという都市はものすごいスピードで発展を遂げているが、ファーウェイがここまで成長したのも、深センという都市による影響は少なからずあるだろう。

ファーウェイ、テンセント、BYD、DJIなどにつづく深セン発の企業はこれからもたくさん出てくると予想している。

 

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