テンセントがVR業界に進出予定 中小企業が勝ち残れるか
|5月2日、テンセントが今年の下半期にVRマシンを出すという情報が流れてきて、今まで渉猟していない分野に手を出すテンセントの狙いに周りが興味を示している。
ゲーム機市場に参入し閉域ゲームが盛んになテンセントも完備しつつある現状で、またVR市場に入る動きの意味は何を意味するのだろうか。
最新の情報では、テンセント技術開発部のチームが二つのVRを設計しているようだ。
Facebookに属しているOculus RiftのPC VRシステムと似ているか、サムスン電子のGear VR、或いはグーグルのDaydreamと類似しているものかと推測されているが、テンセントの方はまだ詳しい情報を公開していない状態だ。
実は、テンセントがVR業界に入るのは数年前に遡る。
2015年VR事業が深センで流行った際、テンセントは興味津々にアンドロイドゲームをベースにしたMiniStationというゲーム機を開発し、WeChatやQQと繋げてサービスを提供するVR付きマシンを出す予定だが、以後の開発は中止になっているようだ。
2016年のテンセントグローバル協力会議では、今年の1月のVRマシン販売企画は延期になり、進捗はまだ公開していない状態だが、最近、初めてソーシャル応用のVR商品――Solar VRの開発とプロトタイプの先行予約販売の操作を展示した。
しかし、VRの中では、技術開発よりテンセントが資金調達する方が得意だと見られている。
VRコミュニティサービス、VRハードウェア、映画などそれぞれVR企業と提携し、去年米国のクアルコムと戦略提携の関係を結び、深圳でVRゲームとエンターテインメント向けの連合イノベーションセンターを作ることになった。
分析家はテンセントの今後の動きはOculus RiftやグーグルのDaydreamなどの商社と提携する形でVR業務を発展する傾向があると思われる。
なんといっても、自社研究はコストが高いわりに開発周期も長い。
テンセント投資部CEO余海洋氏は商品を出す形だけではなく、EC消費の企業に投資することも考えているという。
権利の販売、代理会社を探すなど広い道がある中で、テンセントがVR市場に進出することが中小企業にとっては業務を奪うことになり、VRがテンセントに独占されてしまうという危機は、まずないだろうという見解がある。
いずれにしても、中国のVR市場が飽和状態になるまでまだ長い道のりであることは確かだ。