アップルストアに登場した深センのロボット企業UBTECH(Jimuロボット)
|7月11日に香港で行われたRISEテクノロジーのイベントで、深センのユニコーン企業であるロボットメーカーUBTECH社のポールウーCPOが人工知能について講演をした。
2016年7月に、JimuというUBTECHの自社製ロボットがアップルストアで発売されたことをリリースした。
中国内でアップルストア入りした企業としては、DJIのドローンとUBTECH社のロボットのみ。両社とも深センのイノベーション企業として注目を引き付けた。
jimuは、ロボットの組み立て、プログラミング、シェアリング、この三つのポイントを売りにして、8歳から14歳の子供の思考をトレーニングするという仕組みである。
積み木遊びのようにロボット組み立て終わると、swiftなどのプログラム言語でプログラミングしてロボットを踊らせたり歌わせたりできる。
スペイン語で話すこともできるという。更に作ったロボットやプログラミングでの動きをツイッターやフェイスブックなどにアップロードして友達とシェアすることも可能となっている。
想像に任せて自由にロボットを作れるというポイントが、子供だけではなく大人達からも人気を得ている。
アップルストアがJimuを選んだ理由として、アメリカが重視しているSTEM教育にマッチする理念があるからだという。
科学(Science)、技術(Tecnology)、エンジニアリング(Engineering)、数学計算(Mathematics)を重んじて商品開発を行っているUBTECH社が、固執した考え方のカラを破り、多くのロボット会社の中から頭角を表した。
「ロボットはAIにとって一番適切なキャリアである。AIを使ったスマートホーム関連の商品などと比べて、人間の形に近いロボットの方が最初から受け入れられやすいAI製品かもしれない。それぞれの形で日常生活に浸み込んでいくAI技術は、商品の”IQ”(性能と功能性を向上すること)ばかりを考えているが、今後は必ず”EQ”(感情や態度などこころの指数)に目が向蹴られるだろう」とポールウーCEOは語った。
記事;深セン新聞