深センが2017年国家科学技術賞において15項目獲得

2017年度国家科学技術奨励大会が北京にて開催した。その中で深センは素晴らしい成績を収めた。深センの19の高校と科学技術研究機構及び企業がが参加し15項目において本年度の国家科学技術賞を受賞した、

国家技術発明賞の受賞数、プロジェクト賞の受賞数が深セン市が出来て以来最高の成績となる。

深センが受賞した15個項目中、技術発明賞が7項目で深セン市で受賞した数の半分近くになり、受賞全体の10.6%を占めている。深セン市がスタートアップのエネルギーが集まっており、そのパワーが続いている証拠である。

主な受賞項目は以下になる。

深セン大学の邢鋒氏中心となり完成させた”建築廃棄物再生骨材関連技術及び応用”(国家技術発明賞2位)

これは建築廃棄物をゼロにするというプロジェクトで技術が国際レベルに達していて、社会貢献度の高い内容である。

 

中国科学院深セン先進技術研究員の鄭海榮氏が中心となり完成させた“超音波シャーウェーブ弾性イメージング関連技術及び応用”(国家技術発明賞2位)

これは超音波を使った医学向け技術で、この技術により臨床実験における重大なイノベーションになる。

 

清華大学深セン研究生院康飛宇氏が中心となった、”校正のリチウム電池用グラフェン材料”(国家技術発明賞2位)

これは急速充電の開発や電池の温度や寿命などにおいて使える技術で電池業界における国際競争力を上げることの出来る技術である。

19の賞のうち、企業が取得したのは13で全体の68%になる。華威環保、貝斯達醫療、微潤灌溉などのゲノム関連企業、深圳新速通石油工具有限公司と深圳市遠東石油鉆采工程有限公司が完成させた“南シナ海高温高压ドリル採掘関連技術及び応用”は国家科学技術賞の1位を受賞した。

 

深センは2010年以降毎年国家技術発明賞の1位を獲得してきた。科学技術進歩賞などその他の賞は99項目に達している。これは深センにおける科学技術イノベーションの発展を証明しており、原動力にもなっている。

 

 

現在深セン市には5つのノーベル賞科学者の実験室と7つの海外イノベーションセンターが設立されている。国家、省、市レベルの実験室や研究センターや企業の技術研究センターは累計1688箇所あり、その中で国家級の施設が110、省級のものが253ある。またイノベーション人材も集まりやすい状況になっており、産業の重要なプラットフォームが出来上がっている。

孔雀計画のイノベーション団体が101、国家級高度技術企業が11230と巨大なイノベーション起業郡が出来上がっており、更に時代を牽引するリーダー的存在として深センは発展していくだろう。

 

 

深圳要闻:http://www.sznews.com/news/content/2018-01/08/content_18207282.htm

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