1月15日微信(WeChat)公開クラスPro版が広州で行われた。約3500人が集まり会場は満席となった。
2018 微信(WeChat)全面改革 ”微信の父”張小龍が語る。
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”微信の父”と呼ばれる騰訊(テンセント)高級副総裁 微信事業グループ総裁の張小龍氏が登壇し色々な微信の将来についての秘密を暴露した。
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微信の将来はどうなるのか
張小龍氏は、微信は一つの工具である。我々の目標はネット社会において一番良い工具になることだ。実はこの目標はかなり大きなものであり、難しいものである。
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微信の将来はどのように変化するのか
公衆号(オフィシャルアカウント)は携帯Appプラットフォームになる。
張小龍氏はオフィシャルアカウントのプラットフォームのバックグラウンドはパソコンでの操作になっている。実はこれはものすごくおかしなことで、微信は携帯用のサービスであるが我々は早い段階から携帯版を出さなければならないと考えていた。以前にAppを作ったことはあるが、今まで発表してこなかった。その理由として私はまだ時期が完全な状態に達していなかったと考えている。
現在は携帯版オフィシャルアカウントプラットフォームのAppはほぼ完成しつつある。間もなく世に出るだろう
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微信ミニゲームの’跳一跳’のチーターを始末する。
張小龍は現在中国でものすごく人気の微信ミニゲーム”跳一跳”を自分でもプレイしており、最高得点が6000点を叩き出した。同時にたくさんのチーター(プログラムを改造してズルをするやり方をするゲーマー)が出現した。
このゲームは微信ミニゲームという最新バージョンから実装された試験的なもので、Appをダウンロードせずに遊べる機能である。ミニゲームをローンチしてから、かなりの時間を割いてチーターを始末してきた。現在はかなりチーターの数が減っているという。
ちなみにミニゲームは昨年末にローンチされ、既に累計3.1億人が遊んだという。Appをダウンロードしなくて遊べるため気軽に遊べる上に’跳一跳’が流行ったおかげで一気に知名度が上がった。
張小龍氏は現在”跳一跳”で3000点を超えている人は30人前後しかおらず、現場で3000点以上出したユーザにはぜひオフィスに来てもらって一緒にプレイしよう、更に特別なプレゼントも渡そうと話した。
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微信は次の段階として携帯を置いて生活を探索しようと提唱する
以前から我々は携帯を置いてみようと話をしている。友達と出来るだけ会って話ししたりするということだ。微信の中を含めて我々はITの夢を実現してきた。オンライン生活を可能にしてきた。しかし我々は疑問をいだいている点が1つある。それは現在いろいろな人を見ていると、例えば1人で休みを取って旅行に出かけ、景色の綺麗なところに着いても携帯を見ている。それは我々が携帯にコントロールされるようになってきていると言えるだろう。
この事については更に一歩進めてみると、我々の頭脳と携帯が一つの関連を持ち、他の全ての体験はあまり重要ではなくなってきてしまう。これは恐ろしいことでもある。
だから、微信は次のステップとしてオフライン生活の探検をしてみるという考えを持っている。2018年は新しい試みとして、彩りのあるオフライン生活の探求が我々の新しい試みであり、方向性である。張小龍はそう語った。
現在の生活の中で既に微信無くしては生活できない状態になっている。 そこに更に進化した微信が何かを体験させてくれるだろう。
参考:http://news.sina.com.cn/o/2018-01-15/doc-ifyqptqv9915912.shtml
【ライター:佐々木英之】
中国深センの富門グループ(Richdoor Group) にて10年間の中国ビジネス経験。
日本に出張すると数日で深センに帰りたくなるという「深セン通」である。