米ラスベガスで開催された「CES 2018」、深セン企業が1割占める

毎年、米ラスベガスで開催されている世界最大の家電展示会「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」。毎回多くのメーカーや関係者が参加し、この1年の家電製品業界のトレンドを発表する。2018年の「CES」では、AIや自動運転、VR(バーチャルリアリティー)、クラウドコンピューティング、IoT等といったキーワードが注目を集めた。

「CES」2日目である1月10日、ドローン、VR、知能スピーカー、ロボット等の人工知能関連の会場では、中国発のテクノロジーカンパニーが目立った。海外メディアの報道によると、中国のテクノロジーカンパニーはすでにCESを占領している。

「実際には、中国企業の技術は海外最先端のものと比べるとまだ差があるが、応用の面では、我々は海外の企業よりも進んでいると言える。それに中国企業は海外に研究センターを設置し、技術開発も加速させている」と、深センと日本に開発センターを有するロボット会社の担当者は述べる。

関係者によれば、今回の「CES」に参加している中国企業は出展企業の3割を占めたそうだ。その内、深セン発の企業が482社で、出展企業の10%を占めた。「CES」を主催する消費技術協会(CTA:Consumer Technology Association)のグローバルビジネス・ディレクターを務めるBrian Moon氏によると、中国の出展企業は年々増加しており、その理由として、中国企業のグローバルブランド意識の向上、ビジネスパートナーを見つけたいというニーズの高まりを挙げている。

「Made in China」への関心は「CES」でも高まっていると言えるが、同質化競争や技術力不足等の問題点がいまだ解決されていないのも事実だ。そのため、「深セン発の企業が数多く参加するのはいいが、製品の質をさらに向上させないといけない」という声も聞かれた。

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http://www.yicai.com/news/5391305.html

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