800台のドローンが空中で“羽ばたく鳥”を表現
|9月20日 深セン市政府が主催した、改革開放40周年イベント《夢を追いかけるー改革開放再出発》を開催した。20日の夜に深セン市の市民センター広場にて挙行され、約1300人のボランティアや各業界の表彰された人たちや選ばれた市民の代表が参加した。
この日の夜は会場となった市民センター広場は、中央に舞台を作り、“夢追い人”をイメージして、綺羅びやかな照明や、高さ16メートル幅21メートルの巨大なスクリーンを設置し、舞台の後ろには福田CBDの43棟のビルがLEDを使ったショーを行い、深センの新しい夜景を作り出した。このイベントの舞台が一体となり、様々な芸術手法を取り入れて“深センの夜”を演出した。
舞台の前方には連花山があり、その頂上には鄧小平の銅像があり、改革開放40年の歴史を表現した。
40年という怒涛の発展、前進。イベントでは5つの内容に分けて深センという都市を表現した。世界に向けて改革開放の成果を提示し、また世界から見てもらうための窓口となり、開放、イノベーション、活気という改革開放のパワーを表した内容となった。
夜八時ちょうど、イベントが始まり、第一章は《都市の歩み》という内容で様々な踊りやミュージカルなどを通して歴史の階段を一歩一歩上がっていくさまを表現した。
第二章は《ファッションのリズム》というテーマで、深センの著名なブランドなどがファッションをテーマに深センのお洒落さや時代感を演出した。
第三章は《劇場の夢》というテーマで深セン出身の著名ピアニスト李雲迪氏による演奏から始まり、800台のドローンが夜空に飛び、羽ばたく鳥などを演出し、40週年である“40”という文字も浮かび上がらせた。このドローンの演出が会場の盛り上がりはピークとなり、沢山の人がWeChatやWeiboにアップし、深センすごい!と話題になっていた。
このイベントは深センが改革開放から40年間に怒涛の発展を遂げ。更に40年を節目に再出発という言葉を使い、今後の発展に力を入れていく様子が印象的である。世界に向けて深セン経済特区という場所が開放しているイメージを感じさせるイベントを成功させたと言えるだろう。
このイベントの中で行われている43棟ノビルを使った光のショーは9/28から12/31まで毎日開催される。
【ライター:佐々木英之】
中国深センの富門グループ(Richdoor Group) にて10年間の中国ビジネス経験。
日本に出張すると数日で深センに帰りたくなるという「深セン通」である。
深センハイテク視察ツアーで、スマートシティの案内役を務める。