深センの平均データを公開!深センに住んでいる人の生活は?
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①:平均住居面積 40㎡
深セン市統計局のデータによると2017年深センの各家庭の1人当たりの住居面積が40㎡となっている。
1つの家に3人がいる場合で計算すると、必要な大きさは120㎡で標準に達する。これを見た感じではそんなに問題ないように思えるが、深センの最新マンション価格をご存知だろうか。
深センのマンション平均価格は59,712元/㎡(約100万円/㎡)である。ということは標準的な部屋を購入する場合は、なんと700万元(約1億1,300万円)以上必要になる。

基本的には10世帯あれば7台の車を保有していることになり、深センに居る人の4人に1人は車を保有していることになる。
その為、祝日はいつも深センの高速道路は渋滞が発生し、車のある人はいつもWeChatのモーメンツで、『今日は渋滞がひどい!』『2時間も渋滞にハマっている』とつぶやいている。
深センに住んでいる人からすると驚く数字である。この数字を見た深セン人はなんでこんなに平均が高いのに自分の給与は上がらないんだ、と思っている人が多いだろう。
④:可処分所得52,938元(約86万円)
2017年深セン市民1人あたりの可処分所得は52,938元(約86万円)で広東省ではトップである。2016年に比べると8.7%アップしている。
⑤:ボーナス平均額は8,618元(約14万円)
昨年の深センにおけるボーナスの平均額は8,618元(約14万円)で全国で二桁の位置となっている。2016年の14,605元(約23万5,000円)と比べると5,987元(約97,000円)足りない。まさか深センが12番目に落ちて、全国の平均額にも達していないとは思わないだろう。

しかし、この都市には、悔しさをバネに挑戦する人が絶えない。周りが稼いでいるなら自分も、と闘争心を燃やす人は多い。その活気が深センの発展の源となっているのであろう。
中国深センの富門グループ(Richdoor Group) にて10年間の中国ビジネス経験。
日本に出張すると数日で深センに帰りたくなるという「深セン通」である。
深センハイテク視察ツアーで、スマートシティの案内役を務める。佐々木英之の記事一覧
