中国スマートフォンの新たな旗手「OnePlus」
|深セン特別区のニュースによると、深センに本社を置く「OnePlus(ワンプラス)」は、アップルのように商品の種類を絞り、高品質なスマートフォンに特化する戦略で驚くべき業績を海外で達成し、中国スマートフォンの新たな旗手となった。
調査企業「Counterpoint」が発表した最新のレポートによると、2018年に「OnePlus」は世界のトップ5のハイエンドスマートフォン市場で首位にランクイン。ハイエンド携帯電話市場で最も急成長しているブランドのひとつとなった。同レポートによると、「OnePlus」は2018年第4四半期にインド市場で新たな販売記録を達成し、インドのハイエンド市場では3四半期連続でリード。市場シェアは36%を占めると報告されている。
最近、「OnePlus」の創設者兼CEOである劉作虎氏はインタビューで、今後登場するフラッグシップモデルの「7 Pro」は画期的なスクリーンとなり、5Gネットワークをサポートしたモデルも導入すると述べている。ユーザーにまったく新しいエクスペリエンスを提供できる自信作だという。
スマートフォン市場は現在、安価なモデルを中心にした価格戦争には別れを告げつつあり、「OnePlus」もハイエンド市場をターゲットにしている。「私たちはユーザーエクスペリエンスのアップグレードを中心に、より良い製品を常に企画していく」と前出の劉作虎氏は述べる。そのひとつとして同社はユーザーが頻繁に触れるUIデザインを重視しており、新製品の研究開発には1億元近い費用を投じたという。
「OnePlus」は2013年に創業した。同社が目標は、インターネットを通じて「唯一の品質」という形でユーザーに最高品質の製品を提供することにある。「OnePlus」の品質への強いこだわり様は徐々に知れ渡り、今や世界中に多くのファンを抱えている。