中国5Gをリードする「チャイナモバイル深セン」

「深セン特区報」(2019年5月31日付)によると、中国各地で“5Gブーム”が吹き荒れる中、「チャイナモバイル深セン(深セン移動)」が5G基地局の開設や5G向けアプリ等の多くの分野でライバルに先行しているという。

目下、「チャイナモバイル深セン」は5G分野で様々な「中国初」を生み出している。例えば、同社は深セン空港(深セン宝安国際空港)に5Gを導入し、全国初の「5G空港」を誕生させた。また、5G通信を活用した遠隔手術でも他社をリードしている状況だ。

「チャイナモバイル深セン」は今年中に市中心部や主な住宅地域を5Gネットワークで覆う計画で、政府事務センターや空港、高速鉄道駅、地下鉄、高速道路、華強北エリア等への整備を重点的に推し進めている。また、「前海・蛇口自由貿易区」「深汕特別合作区」等の重要開発拠点についても重点的に支援していく方針だ。

今年5月15日に開催された「深汕特別合作区」の5G基地局開通式典で、同社は「4K動画のリアルタイム配信」「5Gスマート港湾」「5Gセキュリティロボット」等のデモンストレーションを行った。同区の開発を加速させる上で、重要な役割を担っているのは間違いない。

また、同社は2019年初め、CCTV(中国中央電視台)の(旧正月)年越し番組「春晩」で5G通信を利用した4Kリアルタイム中継にも成功した。さらに「南方電力網」と連携して全国初の商用向け5Gスマート電力網を建設したり、通信機器大手「ファーウェイ(華為)」とともに全国初の「5G体験園区」を構築したりもしている。

「チャイナモバイル深セン」による“5Gイノベーション”は各業界で影響力を高めており、5Gテクノロジーを活用した高画質なクラウドゲーム、ドローン、スマートキャンパス、スマートヘルスケア、スマート港湾、自動運転、エネルギー・工業等、その応用範囲も急速に拡大している。「チャイナモバイル深セン」は、深センの産業基盤づくりに大いに貢献していると言えるだろう。

関連リンク
http://www.sznews.com/tech/content/2019-05/31/content_22100747.htm

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