ZTE初の5Gスマートフォン「AXON 10 Pro 5G」、中国で一般販売開始

深センに本社を構える通信機器大手「ZTE(中興通訊)」は2019年8月5日、同社初の5Gスマートフォン「AXON 10 Pro 5G」の一般販売を中国で開始した。中国での販売価格は4999人民元(約76000円)。なお、同端末は中国に先駆け、フィンランドやアラブ首長国連邦(UAE)ですでに販売が開始されている。

「深セン特区報」の報道(2019年6月26日付)によると、「ZTE」は中国や欧州、アジア太平洋地域、中東等で25の5G商用契約を獲得。全世界で60を超える事業者と5G分野での提携を約束しているという。また、ドイツの特許データベース会社「IPlytics」によると、同社は3500以上の5G特許出願を申請しており、1424ファミリーの5G標準必須特許(SEP)と「欧州電気通信標準化機構(ETSI)」への特許申請を宣言、そのファミリー数で世界トップ3にランクインしているという。

「ZTE」の5G端末ソリューションには、5Gスマートフォン、5G屋外/屋内ルーター、5Gモバイルホットスポット、5Gデータ端末、5Gモジュール、その他のシリアル化された多型5G端末製品がある。

「ZTE」は5Gネットワーク開発において「無線アクセス」「コアネットワーク」「5Gトランスポートネットワーク」の3つの主要分野でリードしており、数多くの技術革新を生み出している。例えば、コアネットワーク分野では業界初の商用5G Common Coreを発表。2/3/4/5G/固定回線の完全統合とフルアクセス、3GPP R15 SA、NSAをサポートし、通信事業者の投資を40%削減することに成功した。

最新のデータによると、「ZTE」は通信事業者やパートナーと連携し、工業やインテリジェント・トランスポート、港湾物流、超高精細映像、ニューメディア、クラウドゲーム等を含む15以上の業種で5Gを活用した業種別アプリケーションモデルを構築しているという。

関連リンク
http://www.fszi.org/eco_focus/industry_dev/2019-06-26/7940.html

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