フォックスコン(鴻海-ホンハイ)社長が深センに注目 1.2万人の高学歴人材を求める

昨日深セン市の龍華エリアで開催された就職相談会で、フォックスコン(鴻海-ホンハイ)の社長 郭台銘氏は、深センの経済は上昇する見通しがあると判断し、1万2千人の大学生を募集することを公表した。

現在深センでは、伝統製造業よりも、今後期待されている人工知能、AI、ロボット、精密金型などのIoT関連項目に力を入れ、関連する人材を育てて行く方向性に変化してきている。
フォックスコンは中国に進出して以来、あまり学歴を問わず専門学校の卒業生を募集してきたが、企業を更に成長させるには知識のある若い人材の力が必要であるという。

今後フォックスコンは深センを中心としてIoT関連項目を取り入れていく方向で、全国に展開していくと、郭台銘社長は宣言した。
先日フォックスコンはアメリカのペンシルベニア州に拠点を置くという話に対して、現場の記者は「御社は米国で生産ラインを作る予定があるのか」「アップルは生産ラインを米国に移動させるつもりはあるか」などの質問が出ていたが、郭台銘社長は「どこに拠点を作るにしても、私は経済と利益を一番に考える。」と答えている。

地方保護主義に強く反対する意思を表明した郭台銘社長が今度は深センに注目したことで、深センが経済中心であると考え、政策がよりオープンであることを表している。

 

香港文匯網 記者 熊君慧

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