中国初! AI弁護士ロボットが深センで始動
|10万件以上の法律知識、3万件の案件事例、などをデーターベース化しており、基本的な法律顧問とコンサルティングの知能化を実現したロボットが深センでサービスを開始した。
フォックスコン深セン支社が、いち早く法律ロボットを採用し、8万人近い数のスタッフに法律に対する問題の顧問役を担当させている。
法律以外でもWEBサービスなどのデータもあり、IT系の企業にとっても使いやすいと評判だ。
法律ロボットの身長は1.48メートルで、今は審査関連の補助や、法律コンサルティング、支払い申請、交通事故の問題などに対してサービスが提供でき、一般的な法律問題はほぼ解決できる上に、特殊な問題は24時間以内に”援助実施”というファンクションから弁護士と繋がり、解決方法を提供するという流れになっている。
更に、この弁護士ロボットは音声と顔認識機能も優れており、質問してきた人の顔を記憶し、次回利用するときには顔認証で過去の情報を読み出すため、スムーズな対応が可能となっている。
知的財産権などの法律に対して疎い(興味が薄い?)中国だが、今後グローバルな国になっていく上で法整備が必要になってきており、法律に無知な人を減らすという観点でも効率的だ。
深セン政府の次の一手としては、この法律ロボットをWeChatと連携させることで、より多くの人に法律顧問サービスを行うということだ。
ブラックな弁護士に出会うかもしれないという不安もなくなり、すべてネット上で問い合わせしてコンサルティングを受けることができる。
法律については一般の人がなかなか勉強しにくい分野ではあるが、AI(人工知能)というテクノロジーによって身近に法律を知ることができるようになり、安心できる社会環境を作っていくことができると期待されている。
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労働型の介護産業とは違って、知的財産権産業でもロボットが活用されることで、いわゆる士業の仕事もAIに取って代わるということですね。
人間がロボットをサポートしていくような時代に入って来たんだと思いました。