深圳ローカル考(13)/中国移動の「ポイント」は太っ腹?

中国の携帯キャリアをお使いの方、「通話ポイント」をご存知ですか?

このポイントは「積分」といって、溜まったポイント数に応じて、様々な商品に交換できるというもの。日本にも似たサービスがありますね。

とはいえ、実際は、ポイント交換時の言葉の壁の問題があったり、携帯電話が会社支給だったりするので、けっこう知られていません。

毎月200~300元を使っている方なら、1年で2万ポイントほど溜まります。お得度は著者の体感ベースで、日本円で4,000~5,000円ほど。日本よりプレゼントが太っ腹であるような気がします。

 

■アプリダウンロードで簡単操作

操作も簡単です。1回ポイント交換すれば覚えられます。

今回は<どのくらいポイントが溜まっているか?>を確認するまで紹介します。

<中国移動の場合>

  • 『中国移動』アプリを携帯にダウンロード
  • 電話番号でアカウント登録

*中国語初心者の方はちょっとしたハードルか?

  • アプリ内の『績(実際表記は「积」)分商城』へ
  • 績分商城から『我的績(积)分』へ
  • 我的績分ページ内の『可用績(积)分』でポイント数を確認

まだ1度もポイント交換したことがない方であれば、数万ポイント以上も溜まっている

ことはザラです。

実際に商品を選ぶときには、『我可兌換』から。また送付先(収貨地址)や宛名(収貨人)を設定することになります。

 

■お勧めは携帯電話まわりのアクセサリ

さて、ポイント使用歴10年余の著者の体験から、交換して外れが無かったお勧め商品は、携帯電話まわりのアクセサリです。

やはり天下の中国移動ということで、ニセモノや粗悪品にもあたったことがないですし、こういった類の電子系商品は中国では割安なので、日本で同様の商品と比べると、お得度が高いと思います。

とくにスマホ全盛になってからは、充電系商品の充実ぶりが嬉しいです。

著者も何度か、アップルのニセモノや、性能が表示と異なる粗悪品を購入したことがあるため、かなり重宝しています。例えば、高速充電対応の電源タップとケーブル、大容量の充電器で16000ポイントでした。すべて中国製ブランドで、品質は今のところ問題がありません。

ちなみに、2014年9月から携帯電話実名登録制が始まっていますが、ポイント交換にはまったく影響がありません。SIMカード名義が別人でも、商品を獲得できます。

 

【ライター:加藤康夫(東方昆論法律事務所/コミュニケーションデザイン海外事業部)  】

 

加藤康夫
華南NET代表、東方昆論法律事務所パラリーガル、(株)コミュニケーションデザイン海外事業部。東京外国語大学(外国語学部)在籍後、講談社  契約記者。深圳大学(中国広東)留学を経て華南(香港)日商企業信息資訊有限公司設立。CEO兼編集長として香港華南エリアの日本企業向け会員制ビジネス誌「Kanan
monthly」発行。プロモーション・マーケティング支援、法律実務コンサルティングを経て現職。1972年水戸生まれ。

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です