中国サービス業競争力ランキング2017発表。製造業の都市 深センが北京上海についで3位にランクイン!

7月29日から31日まで、“第8回中国服務貿易年会”が山東省の威海市にて行われた。林吉双院長が率いる広東外語外貿大学国際服務経済研究院の“中国都市サービス業競争力”研究チームが発表した“中国都市サービス業競争力レポート2017”を読み解いてみる。この研究チームは連続3年間全国性学術会議において、中国都市サービス業競争力ランキングを発表している。

この研究チームは中国都市のサービス業について長年研究している。実際の統計データや関連データを収集しまとめている。経済理念において、サービス業発展に関する規則、広い範囲にてヒアリングしたフィードバックや意見などの基礎を踏まえて、ある決まった分析方法を利用して、サービス業発展レベル、発展パワー、発展条件や発展環境などの指標をまとめて、中国都市サービス業発展競争力指数を出して、“中国都市サービス業競争力レポート2017”の発表に至っている。客観的に見ても、このレポートは的確に中国各都市のサービス業発展状況を表していると言えるだろう。

 

このレポートによると、各都市別サービス業競争力トップ10は以下のようになっている。

北京、上海、深セン、広州、重慶、杭州、天津、蘇州、南京、武漢

サービス業発展レベルトップ10は、北京、上海、広州、深セン、重慶、天津、杭州、南京、武漢、蘇州

サービス業発展力のある都市トップ10は、北京、上海、重慶、杭州、深セン、蚌埠、広州、長沙、鄭州、無錫

サービス業発展条件トップ10は、上海、北京、重慶、天津、深セン、広州、蘇州、杭州、成都、武漢

 

サービス業発展環境トップ10は、珠海、深セン、北京、厦門、広州、杭州、西安、東莞、南京、嘉峪関

東部地区サービス業競争力トップ10は、北京、上海、深セン、広州、杭州、天津、蘇州、南京、無錫、青島

中部地区サービス業競争力トップ10は、武漢、長沙、鄭州、合肥、太原、南昌、洛陽、蕪湖、蚌埠、新余

西部地区サービス業競争力トップ10は、重慶、成都、西安、昆明、包頭、フフホト市、貴陽、オルドス市、ウルムチ市、南寧

東北地区サービス業競争力トップ10は、ハルビン、長春、吉林、大慶、大連、松原、白山、牡丹江、ジャムス市、瀋陽

 

 

サービス業は中国の経済発展と現代化において重要な項目である。サービス業の発展は国民経済のクオリティアップに繋がり、経済のクオリティと産業チェーンの成長を実現する助力となる。

2017年中国はGDP82兆7122億元(約1350兆円)を実現させた。その中でサービス業は成長して42兆7032億元(約695兆円)となっており、8%増となり、サービス業が占める割合が全体の51.6%で、中国ではサービス業が工業を超えたのである。中国は正式に“サービス経済時代”に入っており、サービス業が中国成長の大きな力となっていて、各行政はサービス業の発展を重視している。

 

参考:http://www.sznews.com/news/content/2018-08/01/content_19718256.htm

 

【ライター:佐々木英之
中国深センの富門グループ(Richdoor Group) にて10年間の中国ビジネス経験。
日本に出張すると数日で深センに帰りたくなるという「深セン通」である。

佐々木英之の記事一覧

 

【PR】深セン視察ツアー毎月開催中!
深センツアー

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です