体調不良で中国の病院に行ったら意外にスマート化が進んでいた!

中国に10年以上いて初めて病院に行くことになり、意外にもハイテク化が進んでたので、記事として書いてみた。

 

中国の病院は先に診察料を支払い、それぞれの科に行って診察を受ける。今回は急であったため特に予約なしで病院に行ったが、普段はスマホから先に予約可能である。

予約もそれぞれの病院が持っているWeChat公式アカウントもしくはテンセントのミニプログラムなどから予約可能である。

今回の私の体験した流れは以下のようになる。

受付で診察料を支払う。当然であるがスマホでの支払いは可能である。

支払い後に渡された伝票に受付番号があるので、それぞれの科の前に行って番号を呼ばれるのを待つ。

診察後、CTスキャンが必要とのことで伝票を持って撮影エリアに向かう。CTスキャン窓口で聞くと、ここで支払いは済んでいるかと聞かれ、支払いをする。ちなみに支払いは渡された伝票にQRコードがありそれをスキャンすれば支払いできる、わざわざ支払い窓口に行く必要はなし。

CTでの撮影を終えてから、また先ほどの診察室へ戻り、診断され、ここで薬を出すことになったので処方箋が渡される。

この処方箋にもQRコードがあり、薬代も窓口で並んだんり、待つ必要がなくその場で支払い可能である。

支払いが完了すると、4番窓口で薬を受け取れとの画面が出てくる。

ここにもバーコードがあり、薬の受け取りも非常にスマートである。

病院の中にあちこちにQRコードがあり、スキャンしてみると、ここの病院のWeChat公式アカウントであった。この中で自分の電話番号や名前を登録することで、支払いの記録や次回の予約などが可能となる。

また、CTスキャンの伝票にあったQRコードからはこの病院のクラウドサービスのWeChat公式アカウントに繋がり、ここで撮影したレントゲン写真とその検査結果を見ることが可能である。

今回撮影した200枚くらいの写真全てがここから閲覧可能である。

日本での医療の状況が分からないので、どのくらいスマート化が進んでいるか比較できないが、少なくとも深センの大きな病院では各病院ごとにこのようなクラウドサービスなどを持っている。

何年か前は病院で診てもらうのに何時間も待たなければならず、診察だけでも大変だったと聞くが、現在はスマート化され、先に予約し、支払いもそのままスマホで決済と非常に便利になっている。挙げ句の果てに自分のレントゲン画像まで閲覧可能である。

 

病院は年配や老人の方が行くことが多いが、そこは気にせずこのようにスマート化をどんどん進めている。診ていると老人の横には息子や娘らしき人が付いていて老人一人で来ている感じではないので、その辺はスマート化しても対処できているのではないかと思う。

以前のように朝に番号札を取りに行ってひたすら待つよりは老人や病人にとっても優しいと言えるだろう。

 

来週も再度行かなければならないが、事前に予約し行くことになるだろう。

こんなことになるとは思わなかったが、病院を体験したら思いの外、スマート化が進んでいたことに驚いた。

 

こういう体験も必要なのかもしれない笑

 

佐々木英之
ホワイトホール深セン事務所にて10年間の中国ビジネス経験。
日本に出張すると数日で深センに帰りたくなるという「深セン通」である。

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