テンセントが「騰訊科学周」の開催を発表、世界レベルの科学探求が目的

2019年10月21日、「テンセント」は「騰訊科学周(Tencent Science Week)」の開催を発表した。本イベントは2013年から同社が毎年開催してきた「科学WE大会(Tencent WE Summit)」のアップグレード版という位置付けで、世界レベルの科学探求を目的に毎年11月第1週に開催されるという。今年は11月2日〜4日にかけて北京で開催され、従来の科学イベントに加え、「医学ME大会(Tencent ME Summit)」「科学探索奨(Xplorer Prize)」といった新イベントも盛り込まれることになった。

「科学探索奨」の受賞者は9月20日に発表され、表彰式は11月2日に開催される。「科学探索奨」は、テンセント財団の創設者である馬化騰氏を中心に、北京大学教授のラオ・イー氏、楊振寧氏、毛淑德氏、何華武氏といった科学者によって創設され、より多くの若者を基礎科学および最先端テクノロジーの研究に引き入れることを目的としている。

11月3日の「第7回 科学WE大会」は「小さな宇宙」をテーマに開催され、免疫学者のカール・ジューン氏、理論物理学者のブライアン・グリーン氏、ロボット工学者のホッド・リプソン氏、物理学者の王貽芳氏、総合学術雑誌「ネイチャー」の編集長マグダレーナ・スキッパー氏等の同分野の著名人を招き、弦理論、ミクロ粒子、脳科学、地質科学等、幅広い分野における最新の研究結果等についての情報共有が行われた。

「医学ME大会」は、「テンセント」傘下の医学情報サービス「騰訊医典」と「NEJM Group」傘下の「NEJM医学前沿」の共催で初開催された。この大会では、「マサチューセッツ総合病院」がんセンターの臨床部長であるDavid P.Ryan氏、同病院の肝臓がん研究部長の朱秀軒氏等が招待され、エイズやがん、うつ病等、今最も注目されている病気をテーマにした最先端医学のブレークスルーについて語られた。

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http://www.sznews.com/tech/content/2019-10/22/content_22562296.htm

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