【文化×テクノロジー】3Dプリント技術が飛躍的に発展

深センの博物館では、早くから3Dプリント技術を取り入れ、傷ついた文化財などの修復を初めている。
職人も最新テクノロジーとの融合を徐々に受け入れつつあり、人間の直感とテクノロジーによるマリアージュが見事に花を開いている。

陶磁器の材料でプリントすることはまだ実現できないが、シリコンや金属の材料を使った3Dプリンティングは既に広く使われている。

文化財の修復についてはかなりの完成度になってきているが、再生医療の分野においてもいよいよ3Dプリンターが実用可能レベルになってきた。

チューリッヒ工科大学では、人工心臓を3Dプリンターで出力する計画を着実に進めてきたが、柔軟なシリコン製の心臓を作ることに成功した。

390gの人工心臓は、本物の心臓の平均重量より約80g重いが、複雑な内部の仕組みも忠実に再現できており、今までの実験と比べても飛躍的な成果を上げたという。
本物の心臓と違うところは、弁膜で心室を分けるのではなく、心室にあるポンプでもう一個の心室に空気圧を与えることで心室の収縮機能を再現している。

 

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