深センメイカーフェア開催!キーワードはSTEM教育

【ライター:佐々木英之

11月10-12日の3日間 深セン市深セン職業訓練学校敷地内にてShenZhen Maker Faireが開催された。

職業訓練校のブースを含む、約120の出展者が参加し、多くの人で賑わった。参加者は中国、日本、韓国が多く欧米の出展者も幾つか出展していた。

参加者も日系の大手企業からseeed studioのようなメイカー向けハードウェア起業、現地スタートアップ企業、科学技術系学校など様々で、ロボット、ドローン、3Dプリンタなど様々な分野に及んでいた。

日本の出展者は奇抜なアイディアのものが多いといった印象で、やはり想像力というところでは日本人は他国に勝っているところはまだまだ強みではないかと個人的には感じている。

更にイベントとしてドローンを飛ばせるブースや、ロボット大戦のできる場所などがあり、子供でも楽しめるようなイベントになっている。

このロボット大戦は今年深センで行われたロボマスターのミニ版といった感じで、こちらも多くの人が詰めかけていた。

中でも目立ったのはStem教育関連のモノで、ブロックを繋いで音が出るような幼児向けのものから、基盤の基礎を学べる高学年向けの商品まで、いろいろなものがあった。

このあたりはメイカーフェアーならではというか、とにかく感心させられるアイディアやものが多い。

こちらはパズルのように回路図を組み立てるブロック

 

Stem教育はアメリカや香港、カナダなどが先進的に取り入れており、日本ではまだまだ認知されていない。中国でも深センのインターナショナルスクールで取り入れていたり、対応が日本より早いといった感覚である。

深センに居ると子供向け教育ロボットなど見かけることが多く、これからは【教育×IoT】といったジャンルは伸びる可能性が高い。

一部ではStem教育についての批判があるなど、賛否両論となっているところはあるが、世界最速発展都市深センでは、異論があろうともスタートするという姿勢でスタートアップ系起業が次々に出てきている。

日本は良いアイディアがあっても形にするまで時間がかかることが多く、なかなか進まないが深センではとにかくスピード重視というところで日本が追いつかない部分である。

筆者個人としては、日本で生まれる面白いアイディアを、深センという場所でスピード感を持って進めることができれば、より面白くなってくると感じている。

教育面でも同じように新しいカタチのものがどんどん入ってきており、今後の発展に期待したいところだ。

 

 

 

 

 

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