華為(ファーウェイ)2018年上半期業績発表!前年比15%アップ

先日、華為(ファーウェイ)は2018年上半期の営業業績を発表した。

営業収入は3257億元(約5兆3000億円)となり、前年比15%アップ、営業利益率14%で、華為(ファーウェイ)は通信キャリア、企業業務、消費者業務、ファーウェイクラウドの4大業務の具体的な収入は発表していないが、どの業務においても前年比増加している事は確かである。

その中でも消費者業務に当たる、スマホ販売については、第二四半期のスマホ販売台数が5420万台でアップルの販売台数(4130万台)を抜いて世界2位となっている。上半期の販売台数は9500万台を超えており、消費者業務CEOの余承東氏は、今年の華為(ファーウェイ)の目標累計出荷台数は2億台で、2019年には年間出荷台数で世界に2位になり、2019年の四半期別でサムソンを抜かして世界1位を取りたいと話している。上半期における各地の収入は中国地区で前年比37%増、ヨーロッパでは73%増、アジア、オセアニア地区で46%増、アメリカで52%増となっている。

今年の第2四半期では、世界の市場シェアトップがサムソンで20.9%、ファーウェイが15.8%、アップルが12.1%となっている。 “将来的には中国市場の40%以上を取り、世界市場の30%を超える事が出来る、そのための第一歩として、まずは世界の20%を取り、3-5年後には世界シェアの30%を超える。しかし我々はシェアの数字にこだわっているわけではない、150米ドル(約16700円)以下の製品は作らない。これは私達の方向性とは違う。我々はユーザーの体験や口コミをもとに更にクオリティを上げていきたい”と余承東氏は語っている。

それ以外にも、通信キャリア業務においては、5G通信設備、端末やクラウドデータセンター、LTE通信などが進んでおり、将来的に全てをクラウド化して、クラウドコンピューティング、IoT、人工知能、ビッグデータなどや新しいICT領域においてもイノベーションを進めていく方向性である。クラウドの安全面においては、国内で初めて全てのプラットフォーム、全ての業務にてPCI-DSS安全認証を通じて高い点を取っており、公安部の安全レベルで4級を取得している。

また、華為(ファーウェイ)はこの10年間で研究開発に3940億元(約6兆4200億円)投入しており、2017年だけで896億元(約1兆5000億円)投入している。消費者業務の中でもイノベーションを繰り返しており、最新のP20シリーズスマホは革命的なGPU Turbo画像処理加速技術が使われている。

華為(ファーウェイ)は企業の運営効率を更に上げ、経営のクオリティも上げることで、年間を通して成長し、財務状況も確保していくと話している。

 

参考:http://www.sznews.com/news/content/2018-08/01/content_19718441.htm

http://m.sohu.com/news/a/244970882_260616

 

【ライター:佐々木英之
中国深センの富門グループ(Richdoor Group) にて10年間の中国ビジネス経験。
日本に出張すると数日で深センに帰りたくなるという「深セン通」である。

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