スマートホームベンチャー「ROOM」が深センの投資会社から17億円の調達に成功

8月30日、スマートホーム領域のベンチャー企業であるROOM(北京毫米科技)は、投資会社「深セン泓錦文和德韬资本」から1億元(約17億円)を調達することを発表した。

ROOM(北京毫米科技)は2015年に設立された企業で、スマートホームのHCI(Human–Computer Interaction)、AIコントロール、ディープラーニングを専門とし、人間の生活習慣に適したインテリア設備、最も自然な形で人工知能の潜在力を利用した、スマートホームサービスを提供している。

現在、この企業は3Dモーションセンサーを使ったAI照明“RoomeLight”を発売している。6月末までに35万台以上を販売しており、昨年比2倍の売り上げとなっている。
累計売り上げは3200万元(約5.5億円)に達している。 6月18日(ECの日)には天猫(T-Mall)の旗艦店において、ロボットカテゴリでの販売数トップを記録している。スマートインテリア部門でもランキングトップを取っている。

経営方針として、ROOM(毫米科技)は二つの方向性を持っている。1つは自社での研究開発をすることで安価でC向けに販売することである。2つ目は、クオリティが高いトップクラスの工場と提携することで、独創性があり、スマート化されているモジュールをB向けに出すことである。

ROOM(北京毫米科技)のCEO 段君雷氏は次のように話している。
「現在、国内外の著名な家電メーカーと戦略提携について話を進めている。市場におけるスマートインテリアの浸透率は非常に低く、1%にも至っていない。スマートインテリアの普及が難しいのは、使用について障壁が高い面があり、更には、遠隔操作だけの、本物のスマートインテリアと呼べない商品がたくさんある。」

スマートインテリア商品の多くは、不動産業社との提携が多く、新築に導入するケースが多い。
ROOM(北京毫米科技)は4億もの物件情報を入手し、製品の取り付けなどを無料で行い、使用に対しての障壁を低くしている。

将来的には、ROOM(北京毫米科技)はB向けの提携を通して、大量の製品を業界内に広げていき、同時に多くの人にブランドとして認知してもらうことで、ユーザーの大量獲得を狙っている。

 

ROOM(北京毫米科技)はソフトウェア、ハードウェアそれぞれを開発し、十分なデータを集めた上でデータ業務の領域に入り、それぞれのインテリア領域においてデータ提携を進める。
既に毫米科技は累計50万ユーザーの20億組を超えるデータを取得しており、製品のユーザーを認識する判断力はほぼ100%に達している。睡眠状態における判断率は95%を超えている。

現在、ROOM(北京毫米科技)はアリババ、HULU、IBM、サムスン、 LKK、BOE、Amazon等、さらに北京大学、北京交通大学実験室と提携し、共同で人工知能技術の研究開発を進めている。

 

参考:http://www.sohu.com/a/250861632_118792

 

 

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